「入れ歯では痛くて噛めない。」
「顎が痩せているから、難しいと言われた。」
「何度か入れ歯を作り直したが、合わない。」
「入れ歯の違和感は、仕方ないと言われた。」
「高価な入れ歯を作ったが、使えなかった。」
「入れ歯が外れる、浮き上がってくる。」
「入れ歯では話しづらい。」
「入れ歯だと知られたくないので、目立たない入れ歯を作りたい。」
はじめまして、笹山歯科医院の院長の笹山です。
歯科医師になって20年、入れ歯で悩める多くの患者さんを拝見させていただきました。
多くの悩みの中で最も多い“痛み”について、当院の解決方法を説明させていただきます。
入れ歯が痛くて噛めない原因は、いくつかあります。
その1 食事すると入れ歯が動くので、歯ぐきに食い込んでしまう。
その2 歯ぐきや顎が痩せていて、入れ歯の噛む力を支えられていない。
その3 入れ歯の床面積が小さく、入れ歯の噛む力を支えきれていない。
その4 入れ歯の噛み合わせのバランスが良くないので、悪い噛み癖がついている。
その5 入れ歯その物の剛性が低いので、噛む時に入れ歯がたわんで食い込んでしまう。
その6 入れ歯が歯ぐきや顎にフィットしていないので、噛むと擦れて傷が出来てしまう。
これらの原因をひとつひとつ丁寧に解決することで、入れ歯の痛みは解消可能です。
前述の痛みの原因1~6までを総合すると、痛くない入れ歯というものが、どういう入れ歯かが見えてきます。
噛んでも動かず、歯ぐきや顎の合った素材で、必要十分な床面積で、噛み合わせのバランスが良く、剛性があり、歯ぐきや顎にフィットしている入れ歯ということになります。
このような入れ歯を作るためには、正しい診断と設計がもっとも重要になります。
治療を担当する歯科医師が多くの入れ歯治療経験を有し、個々の患者さんの噛み合わせや歯ぐきや顎の状態を正しく診断し、どのような材料を使用して、どのような形態にするのか?などを正しく設計する総合力があるか否かが、痛くなく噛める入れ歯を作るための一番の肝といえます。
痛み以外の「入れ歯の違和感」や「入れ歯では話しづらい」などの悩みにも、理論的に1つ1つ解決することで、ゴールは見えてきます。
当院は開院以来40年以上に渡り、入れ歯治療に力を入れてきました。
入れ歯でお困りだった患者さんから「しっかりと噛めるようになった」「違和感が少なくなった」「歯並びが綺麗になった」「口を開けて笑えるようになった」と感謝の言葉をいただいた時、歯科医師として大きなやりがいを覚えると同時に、入れ歯治療で出来る事の大きさを感じます。
さらに入れ歯づくりといえば欠かせないのが、入れ歯を作る歯科技工士の技術です。
当院の精密入れ歯は、熟練した技術を持つ歯科技工士が責任を持って製作しており、通常より製作日数はかかりますが、精度の高い入れ歯を製作することが可能です。
「入れ歯治療で笑顔になってほしい」そんな想いから、入れ歯治療にこだわりをもって学び続け、日々新しい技術を積極的に取り入れております。
下記に笹山歯科医院での入れ歯づくりの流れや、特殊な入れ歯の材料や素材についても掲載しておりますので、ご覧頂ければと思います。
入れ歯でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
すぐに新しい入れ歯作り始めるのではなく、まず今の入れ歯についてお困りの事、気になる事、改善したい事をお伺いします。
入れ歯は一定の製作期間が必要ですので、すぐに完成することは出来ません。それまでの間に現在お使いの入れ歯の調整や修理を行い、問題点の抽出や改善を行います。
また、部分入れ歯の場合は入れ歯だけでなく、周りの歯や噛み合う相手側の歯に入れ歯が上手く使えない原因があることも多いので、問題があればそちらも治療します。
入れ歯は最初の型採りが非常に大切です。
ここで精密に型が採れないと、後の製作過程では取り戻せないことが多いので慎重に行うことが必要です。
型採りに使う道具をトレーといいますが、歯のない部分の土手の状態や残っている歯の位置の位置関係により、一般に使われる既製のトレーではサイズが合いにくく、正確な型採りが出来ません。
精密入れ歯を製作する場合は、まず型採りのトレーを作るための型採りから始めます。
このカスタムメイドのトレーを個人トレーといいます。
【個人トレー】
患者様の顎や歯の形に合わせて樹脂で製作。正確な型採りができます。
【既成トレー】
型が決まっている、金属製の既成トレー。高い精度が要らない時の型採りに使用します。
違和感の少ない入れ歯を作るために個人トレーを更にお口にあうように微調整し、型採りを行います。
入れ歯の歯の高さや上下の歯の噛む位置を決めます。
これは入れ歯づくりの治療の中でかなり重要な位置を占めるので、最適な噛みあわせの記録を録れるまで何回か通院していただくこともあります。
製作途中の入れ歯に入れ歯用の歯を仮止めして、歯並びや噛みあわせ、お顔立ちなどを確認します。
前歯の歯並びや歯の色は患者さんにも鏡でご覧いただき、これで良いか確認します。
どれほど精密に製作した入れ歯でも、完成してからの調整は必要です。
何度か調整に通っていただき、入れ歯を使えるようにいたします。
当院では、患者様のお口の状態やご要望に合わせた、入れ歯の設計や材料を選択、ご提案いたします。
お気軽にご相談ください。
粘膜に当たる広い部分を金属で仕上げます。
ベースの部分を薄くできるため、違和感を軽減し、食べ物の温度も感じやすいので、美味しく食べられます。
【金属床の入れ歯】
【一般的な入れ歯】
入れ歯の裏側に弾力のあるシリコン素材を貼り付けることで、”粘膜に優しく接する入れ歯になります。
従来からの部分入れ歯には、固定用の金具がついています(場合によっては、相手に見えてしまいますね)。
当院ではその部分を歯肉色の材料で仕上げる「ノンクラスプデンチャー」をご提案しております(詳しくはこちらへ)。
【ノンクラスプデンチャー】
【一般的な部分入れ歯】
歯根が残っている場合、その上に磁性(磁石に吸着する)のパーツを取り付け、入れ歯裏面の磁石で固定することも可能です。
外れにくく、安定する上に、メンテナンスも容易な入れ歯になります。
歯根が残っている場合は、その上にボール型の突起を取り付け、入れ歯裏面のゴムリング(Oリング)で固定することも可能です。
外れにくく、安定した入れ歯になります。
精密入れ歯治療は健康保険を使えますか?
材料、製作費、製作時間、人件費などすべてに妥協せず製作するため自費診療とさせていただいています。
※健康保険適用の通常の入れ歯治療もおこなっております。
精密入れ歯の費用は入れ歯の大きさや素材にもよりますが、通常の精密入れ歯で28万円(税別)程度、複雑な装置や特殊な素材を使用する症例では、35万円(税別)~となります。
費用については、お口の中を拝見しませんと算出できませんので、お電話やメールではお答え致しかねますが、来院して診断させて頂ければ、詳細な治療計画書兼お見積書を作成の上、お持ち帰りいただきますので、治療をお受けになられるかはご家族の方ともご相談のうえ、ご検討いただければと存じます。
入れ歯の製作にどれくらい期間がかかりますか?
症例により一概にいえませんが、最低でも1か月以上かかります。周りの歯の治療が必要な場合や仮の入れ歯を製作する場合は、3か月以上かかる場合もあります。
精密入れ歯を作った後に他の歯が抜けてしまったら新しく作らなければなりませんか?
いいえ、必要ありません。修理・リフォームして使用できます。後から周りの歯が無くなっても、問題なく使用できるように最初から設計してありますので、ご安心ください。当院では20年以上同じ入れ歯を修理・リフォームして使用されている方も多くいらっしゃいます。また修理技術においても、レーザー溶接などを駆使し、綺麗に丈夫に修理することが可能です。
高価な入れ歯を作って、合わなかったら心配です
心配ありません。初めての入れ歯や、今までの入れ歯から大きく設計を変更する場合は、いきなり本番の入れ歯を作らず、本番に近い形の仮の入れ歯を作ることで、お試しすることも可能です。
仮の入れ歯でしばらく違和感がないかお試し頂いてから、本番の入れ歯を作る手法もございます。
※仮の入れ歯は強度がありませんので、長期間に使用することは出来ません。
※症例により、仮の入れ歯を作れない場合もございます。
相談だけでも可能ですか?
はい、可能です。 まずはお話しを聞かせていただき、必要な検査を行い、治療期間、費用等すべてにご納得いただいてから、治療を開始しておりますので安心してご相談ください。
最近は、ご高齢のお父様やお母さまに「痛くなく噛める入れ歯を作ってあげたい。」とご子息、ご息女の方が付き添いでご相談に訪れるケースが増えております。その場合は、お二人とも診療室に入って頂き、ご相談やお話をさせていただきますので、安心してお越しください。