子供の歯、こんな時は?

院長です。

春ですね~

待合室の窓から見える桜が満開に近いです。散歩するだけでも気持ちのいい季節。いい天気の日は診療室にいるのがもったいない気がします(T_T)

診療所入り口のチューリップも満開です(^O^)

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さて本題です!

5~7歳くらいのお子さんの歯の相談でよくお受けするのが画像のような状態です。

「乳歯の後ろから永久歯が生えてきたんです!早く抜かないとダメですか!?」

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結論の前にその後を経過を見てみましょう。画像が荒くてスミマセン<(_ _)>

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乳歯が自然に抜けるのを待ちました。無事永久歯に生え変わっています。生え変わった永久歯にねじれはありますが、今の所は問題ありませんので引き続き経過観察です。

多くの場合は乳歯を抜かなくても自然に抜け、永久歯は前に移動し正常な位置に収まります。

一時的に乳歯の後ろ側に生えても、乳歯が抜けてスペースが空くと、舌の力で前に押されて歯の列の中に入るのです!

もちろんそうではなく、積極的に乳歯を抜かなければならない場合もありますので、まずは歯医者さんに診てもらうことが大切です。

当院でも、お子さんの定期健診の際は虫歯や歯肉炎だけでなく、歯並びやかみ合わせをチェックしています。必要に応じて矯正専門医の先生をご紹介させていただいてます。

フルジルコニアクラウン

院長です。

花粉がすごいですね・・。年々症状が酷くなっている気がします(T_T) 春は好きなのですが・・。

 

年始から始めた数ケースの総入れ歯治療もひと段落し、もう少しで終了です。最近はセラミックなどの審美歯科治療のケースが増えてきました。

審美歯科治療のゴールは単に白い歯を入れることではありません。術者の主観ではなく、患者さんが審美的に満足していただくことがゴールです。結果を出すために色々と手間をかけなければなりません。結果にコミットするのです!!(CMでおなじみですね(^O^))

今回はジルコニアという歯の被せ物に使う歯科材料をご紹介します。

ジルコニアは人工ダイヤモンドともいわれ宝飾品にも使われる非常に硬く軽い材料です。歯科で使う場合はセラミックを高強度に進化させたような材料として用いられます。

強い歯ぎしりをする人や咬む力が強い人の場合で奥歯に従来のセラミックを被せると割れたり欠ける心配のあるケースがあります。そこで金属(銀歯や金歯)の被せ物が用いることが多かったのですが、ジルコニアは強度が十分にありますのでこのようなケースでも問題なく白く被せられます。またセラミックと同様、変色や金属アレルギーの心配もありません。

ジルコニアクラウンには100%ジルコニアで出来た被せ物とジルコニアのフレームの上にセラミックを結合したジルコニアセラミッククラウンがあります。

違いは強度と見た目の美しさです。

フルジルコニアは相当硬いのでまず割れません。しかし天然の歯の色とは若干違う、少しわざとらしい色の白い歯になります。ジルコニアセラミックは表面は従来のセラミックで内側の層がジルコニアです。中のジルコニアは割れませんが、表面のセラミックは欠けたり、割れる事があります。色は天然の歯とほぼ同じ自然な白さです

2つの使い分けはフルジルコニアは咬む力がしっかり加わる奥歯に。ジルコニアセラミックは自然な美しさが要求され、奥歯ほど噛む力が加わらないの前歯に・・という感じです。

一般的なフルジルコニアクラウンは色調に問題があり、審美歯科治療というにはやや難があります。

当院で使用しているフルジルコニアクラウンは自然な歯の色が再現できるようなメーカーの物を使用しています。

金属アレルギー、見た目の問題、適合の問題等を考えますと歯のメタルフリー化は今後ますます進み,単に白ければよいのではなく、長期の安定を考えた診断のもとに自然で美しく耐久性のある治療が求められます。

一般的なフルジルコニアクラウン↓ 例えるなら”のど飴”のような独特の光沢があり、色調がやや不自然です。

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当院のフルジルコニアクラウン ↓ 上の画像と比べて色や光沢が自然な感じが伝わるでしょうか?

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以上、ジルコニアについてでした。

新たな出会い

院長です。まだ寒いですね。

春が近いこの時期 色んな別れと出会いがありますね。

仕事も仕事以外でも色々あります。

不思議と別れがあると出会いがあるもので、縁だと思うので大事にしていきたいと思います。

年々そういう気持ちが強くなってきました。若いころは考えもしなかったのに・・です。

たくさんの人に会ってきましたが、今も付き合いがある人ってそんなにいないってことが年を取ると分かってくるんですね。

そして出会いも少なくなってくる。そうすると今から出会う人はきっと縁がある人なんだと思うし、なかったとしてもまずは大切にしようという気持ちが強くなるといいますか。

「 地球上に今さ、人口って何人いるか知ってる? 70億人いるの。 70億人に1人に1秒しか会わなくても180年かかるの。 それを俺たちどう?出会って5分以上経ってる。 奇跡!乾杯!」  by スピードワゴン小沢

出会いに感謝します^^

医院玄関のお花です↓

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審美歯科治療

宝塚市で審美歯科治療に力を入れている歯医者、笹山歯科医院 院長の笹山です。

雨が多いですね。雨の日は花粉が少なくなるので良いのですが。寒さは和らいできましたので特別なあったかいスープは不要です。

春が待ち遠しいですね^^

審美歯科治療の治療ケースです。

下の前歯が欠けています。歯の大きさも平均よりかなり小さいです(通常は両隣の歯と同じくらいです。)

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この場合、通常3パターンの治療方法が考えられます。

1つ目はコンポジットレジン充填治療といって欠けた部分だけ歯と同じ色の樹脂で補って治す方法です。

メリットは1回で治ること。

デメリットはこのケースのように歯の先まで欠けていると再度欠ける可能性があることです。また着色や変色が起こりやすいのもこの治療の特徴です。

 

2つ目はポーセレンラミネートべニアといって、欠けた部分を含めて歯の表面をおよそ1ミリ削って、セラミックで出来た付け爪のようなものを張り付ける治療方法。

メリットは歯を削る量が少ない。キレイで自然に治せる。欠ける心配が少ない。

デメリットは健康保険が効かない。剥がれたり、欠けることがまれにあることです。

 

3つ目はクラウンで被せる方法。歯全体を削ってセラミック冠などで被せてしまう方法。

メリットは欠けたり、剥がれたりする心配がほとんどない、セラミックで被せれば自然で美しくなる。

デメリットは被せるために歯を全体に削ることになることです。やはり健康保険は効きません。

 

このケースでは2つ目のラミネートべニア法で治療しました。

実は以前に1つ目の治療方法のコンポジットレジンで治してみたのですが、やはり欠けてしまったので、患者さんとご相談してラミネートべニアにしました。欠けるかもしれなくても一度は最小限の治療をしてみることも大切です。

歯の表面を約1ミリ削った状態です。

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3つ目のクラウンで被せる方法もいいのですが、この小さな前歯の場合全体を削ると歯の中の神経が露出する可能性があり、神経を抜くと歯が弱くなるので選択肢としては無しになります。

ラミネートべニア治療後です。元々歯の軸に傾きがあったので、左右対称になりませんでした。しかし、それも削りすぎ防止を優先した結果です。

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患者さんには結果に非常に満足していただきました。

審美歯科治療に限らず、治療においては歯を削りすぎない事が大切です。また治療の選択肢がいくつかある場合は、すべての選択肢においてメリット・デメリットをきちんと説明し理解していただくことを大切にしています。

以上、審美歯科治療のケースでした。

 

好きな治療

院長です。

春ももうすぐですね。

少し風邪を引いてしまいましたが、ほぼ治りました。あとは花粉対策ですね。もう飛んでいるようで、すでに辛そうな患者さんもいらっしゃいます。

さて、入れ歯の話です。そう、また入れ歯の話です。入れ歯治療が好きなんです(^_^;)

最近は年始から作り始めた精密入れ歯製作ケースのいくつかが、ようやく仕上げ段階に入ってまいりました。

精密入れ歯を作る場合は完成まで1回1時間ぐらいかかる治療が平均7~8回あります。

完成後も数回の調整は必要です。

患者さんは時間と費用の負担がありますが、こちら側は材料の質や材料代を気にせず、時間をあまり気にせず、じっくりと治療に取り組めます。

入れ歯治療は単に数をこなしても上手くなりません。1つ1つのケースを学びながらしっかり着実に行うことでスキルアップします。学べば学ぶほどスキルアップを感じられる治療ですので、昔から入れ歯治療が好きです。ですので製作中のケースが段々完成に近づくのはうれしいのですが、ちょっと寂しい気もします。

若い世代には無縁になりつつある入れ歯ですが、まだまだ入れ歯でお困りの方はいらっしゃると思います。

その方々に喜んでいただける治療を提供できるよう引き続き学んでいきます。

*入れ歯治療だけでなく、セラミックやジルコニアを用いた審美歯科治療も日常的に行っております。入れ歯に限らず、歯が美しくなって喜んでいただくことが大好きなので、そちらもこだわりながら治療しています(^O^)