入れ歯のリフォーム

時々患者さんからいただくご質問です。

「入れ歯を作った後に自分の歯が抜けたら、入れ歯は使えなくなるのですか?」

答えはNOです。自分の歯が抜けてしまっても、ほとんどの入れ歯は修理して使えます。

長年入れ歯を使っていると、入れ歯自体が壊れたり、残っている自分の歯が抜ける場合があります。

下の入れ歯は止む無く歯を抜いたケースです。しかし、リフォームすることで何の問題もなく使い続けて頂けています。

リフォーム前

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リフォーム後

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向かって右側の入れ歯の歯の数が増えているのがお分かりでしょうか?

この入れ歯は1週間程お預かりして歯科技工士さんに修理してもらいました。

増設した金属のプレートを蝋着という作業(溶接のような感じです)とレーザーを使って既存の義歯にくっ付けます。

この作業をおこなうことでかなり強固に修理できますので修理した部分が壊れることはほとんどありません。

また壊れ方によってはお預かりしなくても、即日修理できる場合もあります。

インプラントが全盛の昨今では敬遠されがちな入れ歯ですが、きちんと作れば、違和感や痛みも少なく、経年的に変化にも柔軟に対応できる治療方法です。

ギャートルズ肉?

患者さんから頂きました。

骨付きハムです。縦が30センチ近くありますので相当大きいです!!

さばくのは結構大変です(さばき方の説明書付きです)

去年もいただきましたが本当に美味しいです!

Sさん、ありがとうございます!

 

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はじめ人間ギャートルズ (昭和のアニメです)↓

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空調

暑い日が続きますね。

診療室はエアコンと扇風機とサーキュレーターがフル回転しています。

夏になると寒いぐらい冷房が効きすぎている場所ってありますよね。夏なのにカーディガンを羽織っている人もいます。

当院は「暑くない」「寒くない」「ちょうどいい」を心がけています。

小さな診療室ですが、エアコン4台、扇風機3台、サーキュレーター1台、ミニ扇風機2台で空調をコントロールしています。

置きすぎかもしれませんが(^_^;) 心地よい診療空間でスタッフも患者さんも快適に過ごせるようにしています!

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お花

気が付けばもうすぐ今年の前半も終了。

やらなければならない事はまだまだあります。

後半戦も頑張ります!

 

患者さんからお花を頂きました。予約の日ではなかったのですが、「今が一番きれいだから」とわざわざお持ちくださいました。

ありがとうございます!

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フルジルコニアの進化

ジルコニアってご存知ですか?

ジルコニア(二酸化ジルコニウム、化学式:ZrO2)は 、ジルコニウム酸化物である。常態では白色固体融点が2700℃と高いため、耐熱性セラミックス材料として利用されている。また、透明ダイヤモンドに近い高い屈折率を有することから模造ダイヤとも呼ばれ、宝飾品としても用いられている。限りなく本物に近い偽物とも呼ばれている。ウィキペディアより。

 

歯科でもここ数年でジルコニアを使った被せ物が増えてきています。↓

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ジルコニアのメリットは、とにかく硬い(セラミックのおよそ10倍)のでセラミックの歯のように欠けたり、割れたりすることがほぼありません。

一部で硬すぎてかみ合わせる相手側の歯を傷めるという説もありましたが、現在では否定されつつあります。

当院では去年から診療で実際に装着し始めました。

数年前までのジルコニアは色調再現性がセラミックに比べて著しく悪く、いかにも差し歯という色で周りの天然の歯の色との調和が図れないものでしたので奥歯の目立たない所にしか使用できないものでした。

何度かサンプルのジルコニアクラウンを見ましたが、自分の観点では奥歯に使用するのも躊躇するような色調でしたので、材料自体に魅力は感じていましたが、今まで使用していませんでした。

当院で去年から導入したジルコニアクラウンは 色調再現性が著しく改善された物です。奥歯に使用しても、通常のセラミックの被せ物に見た目は劣りません。歯ぎしりや噛みしめなどが理由で、奥歯のセラミックをあきらめた方にも十分に適用可能です。

今年になって更にセラミックに近い色調を再現できるジルコニアが出て来ました。歯の色の良し悪しが見た目に直接影響する前歯にも使えそうです。

前歯にジルコニアを応用したケースを近々アップできればと思います。