10年ぶりのホワイトニング

宝塚市 宝塚南口 歯医者 笹山歯科医院 院長の笹山です。

10年ぶりに自分の歯を、ホワイトニングしました。

ホワイトニングをはじめた記事はこちら↓

ホワイトニングはじめました × ホワイトニング歯磨き粉ってどう?

そして2週間のクールが終わり、ホワイトニングが終わりました。

久しぶりにホワイトニングして、感じた事をざっくばらんに書きます。

まずマウスピースを2時間装着するのは、意外と煩わしいということです。

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マウスピースをしている間の飲食は基本できません。飲み物はストローを使えば飲めます。

また、ホワイトニングのマウスピースは薄いので、歯ぎしり用と比べると装着感はマシなのですが、やはり会話するのは、しにくいです。

軽い舌足らずのようになります。(ザキヤマさんみたいな感じです。)

大人で1日2時間この状態で時間を取られるのは、ちょっと面倒ですね。

寝る時に装着するという方法もありますが、基本は2時間と決められているので、副作用が出ても自己責任になりますし。

寝る時は余計な物をつけずに寝たいものです。

濃度の濃いジェルで装着時間を短縮する方法もあります。

しかし以前お書きしたように、濃度が濃いとホワイトニングの効果が大きい反面、痛みや知覚過敏などの副作用が出る確率も上がります。

今回の2週間を終えて、歯はかなり白くなりました。

10%のホワイトニングジェルでも十分効果はあります。

しかし、これを数年後にもう一度やるとなるとちょっと・・・というのが正直な感想です(やるかどうか別にして・・。)

ホワイトニングは、数か月から数年で少しずつ後戻りしますので。

後戻り対策としては「タッチアップ」といって後戻りし始めた頃に、ホワイトニングを再度行うとそれほど日にちをかけなくても元の白さに戻ります。

そこで今回外国産の濃度の濃いジェルを個人輸入して使ってみる事にしました。

副作用などは個人差はあると思いますが、その辺も自分で試してみて体験してみたいと思います。

高濃度ホワイトニングジェルについて知りたい方はこちらもどうぞ↓

高濃度ホワイトニングジェル

ホワイトニング Before&After

 

歯周病になりやすい場所

宝塚市で歯周病の予防と治療に力を入れている歯医者、笹山歯科医院 院長の笹山です。

口の中でも歯周病になりやすい場所となりにくい場所があります。

歯周病は歯と歯茎の境目から進行しますが、歯と歯ぐきの境目でも場所によって歯周病のなりやすさが違うんです

①歯の表側の歯と歯茎の境目

②歯の裏側の歯と歯茎の境目

③歯と歯の間の歯と歯茎の境目

一番なりやすいのは③の歯と歯の間の歯と歯茎の境目です。

「歯間部 コル」の画像検索結果

この歯と歯の間の「コル」といわれる「くぼみ凹」が歯周病菌の溜まりやすい場所です。

 他の場所と比べて歯周病に2.5倍なりやすいというデータもあります。

とくに30代を超えると歯と歯の間が多少空いてきて、歯に食べ物が挟まったりしやすくなります。

この時点で歯間ケアを始めるのがベストです。

しかし今まで歯ブラシしかしてこなかった人が、歯ブラシより使いにくい歯間ブラシやフロスを使っても挫折する方が結構多いんです。

そんな場合にはまず「取っ手付きのフロス」から始められるといいと思います。

「Y字フロス」の画像検索結果

「Y字フロス使い方」の画像検索結果

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欧米ではセルフケアにフロスや歯間ブラシを使うのは当たり前。日本は何故か使用率が低いんです。

1日1回夜の歯磨きの後にするだけでも、むし歯と歯周病予防に大きな効果がありますよ!

高い歯磨き粉

歯磨き粉

時々患者さんとこんな会話があります。

「歯磨き粉って何をお使いですか?」

「高いの使ってます。」

「どんな効果を期待して高いのを使っていらっしゃるんですか?」

「歯周病とかに効きそうだし、安いのより良さそうな気がして」

 

高い歯磨き粉って、いくらぐらいから高いんでしょうか?

500円以上するとちょっと高いかな、1000円以上すると結構高い。そんな感じでしょうか?

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高い歯磨き粉の効果について、個人的な見解を言わせていただくと

高い歯磨き粉に値段に見合った効果があるかは少々疑問です。

高い歯磨き粉のパッケージを見ると相応の効果を謳っていますが、歯磨きの基本は歯ブラシが歯面にしっかり当たってプラークを落とすことです。

プラークを落とせていない(磨けていない)状態で殺菌や消炎を期待するのは難しいです。

では虫歯や歯周病予防に効果のある歯磨き粉はどんな基準で選べばいいのでしょう?

基本は「長時間磨けて、歯を傷つけず、フッ素が適量入っている」だと考えます。

具体的には・・

①フッ素が入っている

フッ素については否定的な意見もありますが、やはり虫歯予防の効果については疑いようがないと考えます。

②低研磨剤

研磨剤が多いと歯の状態によっては、歯に細かい傷がついたり、知覚過敏を起こしたりすることもあります。

③低発砲

泡立ちが多いと磨けていないのに泡で磨けた気になってしまうことがあります。

また泡立ちが多いとゆすぐ回数も多くなるのでせっかくのフッ素などの薬効成分が流れてしまいます。

口の中が泡だらけになりませんので長時間磨けます。

④低香味

メントールなどのスーッとする成分が強いと③と同じ理由と磨けた気になりやすく、ゆすぎが多くなりがちです。

高価な歯磨き粉で①~④を満たしたうえで+αの薬効があれば価値はあると思います。

かかりつけの歯科医院で、ご自分にあった歯磨き粉を選んでもらうのもよいでしょう。

当院では歯磨き粉は大きく分けて3種類扱っています。患者さんの症状や用途に合わせて最適な歯磨き粉を提案させていただいています。

ホワイトニングはじめました × ホワイトニング歯磨き粉ってどう?

宝塚市 宝塚南口 歯医者 笹山歯科医院 院長の笹山です。

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ではなく・・

「ホワイトニングはじめました!」

といっても当院は以前からホワイトニング治療を行っています。

「ホワイトニングはじめました」のは私です。

自分の歯をホワイトニングするのは、3回目くらいで今回は10年ぶりくらいです。

随分してなかったなぁ~。

きっかけは最近、患者さんから

「歯に着色(茶渋やコーヒーの色素など)が付きやすいので何とかなりませんか?」

というご相談が何度かあったことです。

また

「歯を白くする歯磨き粉ってどうですか?」

「ホワイトニング歯磨き粉って効果ありますか?」

というご質問も時々お受けします。

ホワイトニング歯磨き粉は私も使った事がなかったので、ホワイトニングまたはステインを落とせるといわれる歯磨き粉を、自分で何本か試してみることにしました。

しばらく使ってみた結果ですが、やはりついてしまった着色を歯磨き粉で落とすのは難しいですね。というよりほぼ不可能かもしれません。

歯磨き粉で歯が白くなったと感じた人は、歯の表面に古いプラークなどがついていて、黄ばんだりしていたのではないかと思われます。

茶渋などの着色は、歯磨き粉ではなかなか落ちません。

ただし、ホワイトニング歯磨き粉で着色をつきにくくすることは可能です。

日々、歯の表面につく着色を沈着する前に落としてしまえば、着色が沈着するのを防げます。

当院でも着色のつきにくくなるホワイトニング歯磨き粉(歯科医院専売品)を取り扱っています。

通常のホワイトニング治療も、もちろんおこなっています。

当院は自宅で自分でおこなう、ホームホワイトニングをお薦めしています。

話は逸れましたが、ホワイトニング歯磨き粉であれこれやっているうちに、やはり手早く確実に白くするのはやはり「ホワイトニング治療」という原点に舞い戻りました。

およそ2週間、ホワイトニングジェルを入れたマウスピースを1日2時間装着します。

マウスピース↓

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ホワイトニングジェル↓

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これは10%過酸化尿素のホワイトニングジェルです。

もっと濃度が高い外国産のホワイトニングジェルを扱う方法もありますが、

濃度が高いと漂白効果は上がる反面、知覚過敏や痛みなどの副作用も出やすくなります。

10%ジェルでも説明書通りに使用していれば、十分白くなりますよ。

ホワイトニングって何日くらいで白くなるの?についてはこちらもどうぞ↓

ホワイトニングのよくある質問 どれくらいで白くなる?

ホワイトニング Before&After

フルジルコニアクラウンのデメリット

このブログで何度かフルジルコニアクラウンについて書いてきました。

フルジルコニアクラウンについての過去のブログは↓

フルジルコニアの進化 https://www.sasayama-dc.com/blog/2404/

前歯のフルジルコニア審美治療 https://www.sasayama-dc.com/blog/2478/


今回はフルジルコニアクラウンのデメリットについてです。

まずは、一般的にいわれているフルジルコニアクラウンのメリットとデメリットを挙げてみます。

メリット

①セラミックよりも硬いので、欠けたり割れたりしにくい

②歯垢がつきにくく、虫歯や歯周病に強い

③金属アレルギーにならない

④見た目が歯の色に近い

デメリット

①硬すぎて咬みあわせる相手側の歯を傷める可能性がある

②セラミックと比べて白さが不自然

メリットについては上記の通りだと考えます。


それではデメリットについて解説しますね。

まず①の「硬すぎて咬みあわせる相手側の歯を傷める可能性がある」ですが

これは咬みあわせの調整方法や、ジルコニアの表面を滑沢に研磨することで防げることが研究により分かっています。

次に②の「セラミックと比べて白さが不自然」

フルジルコニアの材質は1種類ではありません。比較的硬い物から、相当硬い物まで何種類かあります。

当院ではケースによって、3種類の硬さのフルジルコニアを使い分けています。

硬さが少なめのフルジルコニアを選ぶと、歯の色を自然に近くできます。

熟練した歯科技工士が作ったセラミックには及びませんが、一般的なセラミックに色調に近いレベルまで再現できますので、自然な色調再現を求められる前歯にも適応します。

前歯のフルジルコニア審美治療の記事↓

https://www.sasayama-dc.com/blog/2478/

ちなみに硬さが少なめといっても、通常のセラミックの約8倍の硬さがあります。

逆に、硬いフルジルコニアの色調はやや不自然となります。

この硬いフルジルコニアは、見た目をそこまで追求しないけれど、金属の歯を入れたくない奥歯に用います。特に歯ぎしりや咬みあわせが強くて、従来のセラミックでは割れたり、欠けてしまう方に適応することが多いです。硬さは通常のセラミックの約15倍あります。

初期の頃は良く使っていましたが、最近はここまで硬くなくても良いのではないかということで、もう少し色調再現性が高く、硬さも約9倍のフルジルコニアを用いることが多くなっています。

当院ではセラミックやフルジルコニアについては、歯の状態に合わせて硬さと色調再現性のバランスを考慮して選択しご提案しています。


*2018年12月追記

この記事はアクセス数が多く、関心をもたれている方が多いようですので、その後のことを追記します。

その後、多くのフルジルコニアクラウンをセットしましたが、1例も割れていません。

ただ、ダツリ(外れてしまうこと)は数ケースありました。

そもそもフルジルコニアは、歯ぎしりなどの習癖がある方に適応させるので、歯ぎしりによってジルコニアを接着しているセメント層が破壊される場合があるのです。

対策として改めて接着の方法をアップデートし、チェアサイドにサンドブラスターを導入し更なる接着力の向上を計る事で対応しています。

 

 

 

デメリット