インプラント治療の進化

 

先日、午後の診療を少し早く終わりにさせて頂き、インプラント治療に関するセミナーに参加してきました。

インプラント治療自体は、ここ数年でかなりのデータが出揃い、より安全で確実性の高い治療になったと考えられます。

今回は抜歯即時インプラントという内容で、保存不可能の歯を抜歯したその日にインプラントを埋める治療をおこなう治療についてセミナーです。

抜歯即時インプラント治療自体は10年ぐらい前からすでにおこなわれていますので最新の治療方法ではありません。しかし、今回のセミナーで聞いた内容は使う材料や方法が一昔前より進化して、抜歯即時インプラント治療がより有効な治療方法になっていることが分かりました。

日々勉強ですね。

9月から歯列矯正セミナーに参加します。

20170824_175151238

20170824_190312811

 

 

抜歯?抜く?抜かない?保存?

お盆も終わり、夏も後半戦スタートですね。

今日は前歯のセラミック歯の形態修正や精密入れ歯の型採りがありました。

前歯のセラミックは審美歯科治療の代表的格ですので、1回でセットすることはまずありません。

歯の微妙な大きさや形, 色。患者さんが気にならなくても、こちらの目線で違和感があればセットせず一旦お預かりして修正させていただきます。

完成後もすぐその日は本セットせず、仮付けさせていただきます。

最短で1週間ほどの仮付け期間を設けて、審美的、機能的に問題がないか患者さんご自身にも確認していただきます。

手鏡を渡されて「これで見た目大丈夫ですか?」って言われてもその場ではすぐには判断は出来ないものですので、仮付け期間中にじっくり判断しいただきます。ご本人だけでなく、親しい人やご家族に見ていたただくと良いと思います。

実際に使用していただき、細かなリクエストがあれば再度お預かりして修正をかけます。

次に精密入れ歯の型採りです。

精密入れ歯の型採りは個人トレーというオーダーメイドトレーをお口の中でコンパウンドという材料を使い、更にフィットさせてから型取りを行います。1連の作業を行うと型取りだけで約1時間はかかります。

精密入れ歯の最大の特徴は、最善の治療方法を時間や材料の制約なしに行えることです。

さて本題です。

「抜かないとダメだと言われたので・・・何とかなりませんか?」

セカンドオピニオンで来院される方が結構いらっしゃいます。

抜歯・・。

患者さんも歯科医院も出来るだけ避けて通りたい治療ですよね。

「この歯は抜いた方がいい」

「まだ残せる」

抜歯の基準は歯科医院によって変わるのでしょうか?

変わります。

どの先生が診ても明らかに抜歯しかないという歯もありますが、

実はセカンドオピニオンで来院される方の歯は、そうではないことが多いです。

「歯科医師によって、抜歯するか否かの判断が分かれるだろうな。」という状態の歯です。

言い換えると、患者さんサイドからすると十分な説明を受けないと抜歯を受け入れられないだろうなという状態の歯でもあります。

持たなそうな歯は早めに抜くという考えの根拠としては

抜歯する可能性があるほど弱っているということは、治療しても、そう長くない日に結局抜歯になってしまう可能性があります。

また、抜いた後にインプラントで治す可能性がある場合は、早めに抜いた方が歯の周りの骨が温存され、より確実なインプラント治療が可能になる場合もあります。

次に抜かずに残す治療を選択する考えです。

抜歯の可能性がある歯を治療した場合、どこまで持つかは保証できません。

十分にその辺を患者さんにご説明してご理解が得られたら残す治療を行います。

当然歯を出来るだけ残す知識と技術も必要です。

持たなそうな歯をそれなりしか治療しなければ、それなりにしか持ちません。

根本的な歯の状態は変えられないとしても出来るだけ持つように治療することは可能です。

ここ最近の抜歯のセカンドオピニオンのご相談を受けて感じるのは「抜歯の判断が早くなっている」ということです。

歯はご自身の大切な体の一部です。

迷ったらセカンドオピニオンをおすすめします。

残す治療の一例はこちらから↓

https://www.sasayama-dc.com/blog/3647/

 

 

 

ミーティングからのピザ

今日は水曜日でいつもは休診日ですが振り替え診療をおこなっています。

本来は休診日ですので、急な電話等も鳴りません。

そんなわけで予約患者さんをゆったりと診療しています。

 

先日、午前の診療を1時間早く切り上げてミーティングをおこないました。

今後の医院の方針や、これからも変わらない方針についてスタッフさんと再確認しました。

ミーティングの後はスタッフルームで昼食。

デリバリーのピザです。

私はうっかりしていて昼食を持参してしまったので、ピザはスタッフさんだけで。

パートのスタッフさんは午前中勤務なので、普段常勤スタッフさんとゆっくり話す時間があまりとれません。

そんなわけで短い時間ですが、コミュニケーションを取ってもらえたようで良かったです^^

IMGP3480②

 

マウスピース×歯ぎしり

マウスピース治療希望で来院された患者さんの理由で一番多いのが

「歯ぎしりを指摘されたのでマウスピースを作ってほしい」です。

寝ている時に歯ぎしりの音が大きいと、一緒に寝ている方も気になってしまいますよね。

でも歯ぎしりは単なる音の問題だけでなく、放置しておくと色々と弊害が出てきます。

このような症状を感じたことはありませんか?

  • 虫歯ではないのに冷たい物で歯が凍みる
  • 虫歯ではないのに噛むと痛い歯がある
  • 朝起きると顎が疲れていたり、歯が浮いた感じがする
  • 最近、歯の長さが擦り減って短くなった気がする
  • しっかり歯を磨いて、歯石も取っているのに歯周病が良くならない
  • 口を開け閉めすると、顎の音が鳴る、または顎に痛みがある
  • 歯の間に物が挟まりやすくなった
  • 歯に詰めた銀歯や被せ物が、頻繁に外れる
  • 入れ歯が頻繁に壊れる
  • 舌の脇が凸凹した形になっている
  • フロスや糸ようじで歯の間を手入れしても虫歯が出来やすい
  • 顎の周りの筋肉が痛い、こわばった感じがする
  • 前歯の歯並びが悪くなった気がする

実は、これらの症状は「歯ぎしり」「食いしばり」や「噛みしめ」から起こっている可能性があるんです。

ご本人の自覚はほとんど無いことが多いのですが、成人の9割が多かれ少なかれ就寝時や日中に歯ぎしりや食いしばりをしていることが分かっています。

特に食いしばりはおよそ80~100㎏の力があるといわれ、歯や歯肉、顎の骨にかなりの悪影響をあたえます。

一般的に歯や歯ぐき、顎の痛みは虫歯や歯周病と思われがちですが、実は歯ぎしりや食いしばりが原因の場合が多いことが分かっています。

マウスピース

歯ぎしりや食いしばりの対処方法は自己暗示療法とマウスピースによる治療です。

食いしばりや噛みしめは日中でも無意識に行っていることが多く、少し意識するだけで「気づく」ことが出来ます。

また夜間にマウスピースを使うことにより、歯ぎしりや食いしばりによる負担が軽減しますので、歯や歯肉・顎の骨に対するダメージを防ぐことができます。

当院では患者さんの個々の症状に合わせて院内でマウスピースを作成し、自己暗示療法について詳しくアドバイスしています。

*中学生以下のお子さんの歯ぎしりは自然に治ることが多いのでマウスピース治療は行っていません。

*スポーツ用のマウスピースは扱っておりません。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンで来院される新規の患者さんが増えています。

「歯を抜いてインプラントかブリッジにすると言われた」

「入れ歯を作るのに半年待たないと作れないと言われた」

「歯周病で弱っているので、抜けるまで様子を見ると言われた」

などです。

歯の治療は歯科医師にとって日常ですが、患者さんにとっては非日常です。

そんなに頻繁に経験する事ではないので、歯を削る治療ひとつとっても、「怖い」「痛かったらどうしよう」「どんな治療になるのか?」「どれくらい期間や回数がかかるのか?」「費用は?」

などたくさんの不安や疑問があると思います。

当院では治療の説明において

「とにかく分かりやすく」

「説得しない」

「自分がしたい治療、得意な治療に誘導しない」

「何度も説明する」

「ご希望をよくお聴きする」

を心がけています。

ただでさえ通いたくない歯科医院、「怖い」に「分からない」「不安」まで加わったら、通えなくなくなっちゃいます。

とにかく「患者さんに不安なく診療を受けていただく」ことを基本に日々診療に取り組んでいます^^