先週の日曜は大阪に出向きました。
その理由は、こちらで車をお買い上げ・・・
・・・ではなくて、このビルの上の階で、今年最後のセミナーを受けてきました。
口腔内スキャナーとCAD/CAMのセミナーです。
ここから私見です。
口腔内スキャナーとCAD/CAMは、優れた機器ですが、院内で製作まで完結するのは、システムの相当な効率化、かつ特化しないと導入費用はペイ出来ないと考えます。
導入費用、院内にミリングマシーンを置くスペース、設計製作にかかる時間、機器のメンテナンス費用、ライセンス費を考えると、従来の方法と比較してまだ分があるとは思えません。
理想はチェアサイドで光学印象し、データをラボに送って作ってもらう方法が、従来の製作方法よりもすべてにおいて上回ることだと思います。
人手不足のご時世ですから、自分の時間を使って製作するなら、他の仕事に時間を使いたいですし、当院のような小規模医院では、アウトソージング出来る仕事は可能な限りそうするべきだと考えています。
再製になった場合も、すべて医院負担になります。これは費用だけの問題でなく、再製も自分でおこなわなけれならないので時間も相当取られます。
いい治療器具だとは思いますが、総合的に考えると現時点での導入は必要ないというのが結論です。