何歳からフッ素塗布出来ますか?

宝塚市でお子様の虫歯予防をおこなっている小児歯科 笹山歯科医院の笹山です。

「何歳からフッ素塗布は出来ますか?」

小さいお子様の保護者の方からよくお受けする質問です。

当院では早いお子さんでは2歳~2歳半ぐらいからフッ素塗布をおこなっております。

以下は当院のフッ素塗布の流れです。

①虫歯・歯並びの検診

虫歯があった場合は、虫歯の処置を優先します。

虫歯が治ったら後日フッ素をおこないます。

②お口の清掃

電動歯ブラシのような器具で歯の表面を磨いて歯垢を落とします。

③フッ素塗布 

フッ素入りのジェルを歯ブラシでたっぷり歯に塗ります。年齢や治療への適応の程度を見ながら1~3分間フッ素を塗ったままにします。

年齢によってフッ素ジェルの濃度も変えています。

④フッ素の終了

既定の時間が済みましたら、お口に残ったフッ素を吐き出してもらいます。

うがいするとフッ素が流れてしまうので、処置後30分はうがいや飲食を控えていただきます。

⑤頑張ったご褒美

フッ素が上手にできたお子さんにはちょっとしたプレゼントを差し上げています。何が貰えるかはお楽しみ!

 

ウイルス感染予防

院長の笹山です。

口腔とウイルス感染の予防についてです。

口は、食べ物や病気を引き起こす病原体などの異物が入って来る、体の入り口です。鼻や口の粘膜には、粘膜免疫と呼ばれる病原体に対する防御機能が備わっています。

粘膜免疫は、口から入った病原体が粘膜に付着すると、全身免疫に情報を送るのと同時に、付着した粘膜近くのリンパ組織を介して、病原体の侵入を阻止する物質(分泌型IgA)を唾液中に分泌し、素早く病原体に対応します。インフルエンザウイルスは喉や気管の粘膜で増殖するため、この粘膜免疫は感染防御に有効です。

唾液は細菌やウイルスを防御し、さらに口腔内の汚れも洗い流してくれます。その他にも、唾液に含まれるムチンには粘膜保護作用が、上皮成長因子には傷ついた粘膜組織を修復する作用があります。

口の中は、常に300種類以上の細菌や真菌が生息しており、私たちの体は腸内細菌と同じように、口の中の細菌とも上手に共存しています。

口の中に細菌が適切に存在することで、多くの病原体の感染を防ぐのです。

しかし、口の中が不衛生になり、細菌が増えてしまうと、一部の細菌が産み出す物質(プロテアーゼなど)が、粘膜の防御機能を破壊してしまうことがわかっています。また、飲み込む機能が弱っているご高齢の方では、唾液に混ざった細菌が肺に入り、肺炎を引き起こすことも知られています。

虫歯や歯周病を予防するだけではなく、インフルエンザや肺炎といった全身的な感染症を予防するためにも、口腔ケアは欠かせないことなのです。

歯科医院での歯のクリーニングはウイルス感染の予防に有効です。

しばらくお口の検診を受けられていない方は、歯の検診とクリーニングをお受けすることをお勧めします。

歯科 金属アレルギーにノンクラスプ入れ歯(バネのない入れ歯)

宝塚市でノンクラスプ入れ歯、バネのない入れ歯治療をおこなっている歯医者、笹山歯科医院 院長の笹山です。

当院にお越しになる入れ歯を作成希望の患者さんの中には、金属アレルギーで通常の入れ歯を装着出来ないので、金属のバネを使わないノンクラスプ入れ歯のご相談にお越しになられる方がいらっしゃいます。

金属のバネがついた通常の入れ歯↓

ノンクラスプ入れ歯↓

ノンクラスプ入れ歯の全てに、金属を一切使わずに作成することは可能ですが、あまりおすすめしません。

その理由は、強度が落ちて入れ歯がたわんでしまうからです。

入れ歯がたわむと、噛み心地が悪くなったり、壊れやすくなったり、痛みの原因となることがあります。

そこで金属を使う部分は、チタンという金属を使います。

チタンは、金属アレルギーをほとんど起こさない金属です。

下の画像は、ノンクラスプ入れ歯に金属をコンビネーションさせた入れ歯です。(下の画像の金属はチタンではありません。)

正面から見て目立つ場所には、金属を一切使っていません。

これで

①見た目が気にならない。

②金属アレルギーの心配がほぼない。

③よく噛める

ノンクラスプ入れ歯が、製作可能です。

before

after

当院では金属アレルギー対策に、チタンコンビネーションのノンクラスプ入れ歯を提供しています。

金属アレルギーで入れ歯を躊躇されている方は、お気軽にご相談ください。

当院の金属アレルギー治療については、こちらもどうぞ↓

https://www.sasayama-dc.com/blog/6370/

ノンクラスプデンチャー(バネのない入れ歯)が合わない理由は?

宝塚市でノンクラスプ入れ歯、バネのない入れ歯治療をおこなっている歯医者、笹山歯科医院 院長の笹山です。

当院は、ノンクラスプ入れ歯治療を積極的におこなっています。

当院に訪れる新規の患者さんの中でも、ノンクラスプ入れ歯についてのご相談は、比較的多いです。

初めての入れ歯で、ノンクラスプ入れ歯をご検討の方からの相談もありますが、実はもっと多い相談内容があります。

それは・・

「前の歯医者さんでノンクラスプ入れ歯を作ったけれど、合わないので診てほしい」

というご相談です。

来院された際に、以前作ったノンクラスプ入れ歯を見せていただくと、やはり何かしらの不具合が見つかります。

(他院で作ったノンクラスプ入れ歯の調整や修理はお受けしていません。ご了承お願いいたします。)

拝見していて、一番多い不具合の理由は…

設計です。

ノンクラスプ入れ歯を、従来の入れ歯と同じように設計すると、大抵うまくいきません。

ノンクラスプ入れ歯には、ノンクラスプ入れ歯の設計があります。

その辺り設計のコツは、歯科医師に知識や経験があることが大事です。

私は、ノンクラスプ入れ歯を診療に取り入れて10年経ちましたが、やはり最初の数年は、その辺りのコツが分からず、正直うまくいかないこともありました。

普通ならそこで治療に消極的になるのですが、ノンクラスプ入れ歯は見た目の満足度が高いことと、それに代わる治療(インプラントも怖いし、バネつきの入れ歯は無理など・・)がないので、何とか上手くいくようにしたいと考えました。

うまくいかない理由を勉強したり、製作経験の豊富な技工士さんに助けられながら、症例を積み重ねて改善してまいりました。

現在ノンクラスプ入れ歯を治療に取り入れて、10年が経ったのですが、今では大抵の症例を経験しましたので、少しのトラブルがあっても、ほぼ対応可能となりました。

一度作ってみたけれど…

「ノンクラスプ入れ歯はこんなものか・・」

「合わない…」

「バネ付の入れ歯より噛めなくなった…」

などでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

サンプル模型や、実際の症例写真をお見せしながらお話いたします。

10円玉

院長の笹山です。

診療室内で落ちていた10円玉を患者さんが拾って渡してくれました。

やたらと綺麗で光を放っていたので、よく見ると・・

令和元年の10円玉でした。

初めて見ました^^

今のところレアだと思います。

1月28日に来院された患者さんでお心当たりの方はお申し出ください。