お花をいただきました。

院長の笹山です。

患者さんが年末のご挨拶にお越しになり、一緒にお花をいただきました。

治療の日でお越しになったわけではなく、ご挨拶とお花を届けるためだけにお越し頂きました。

父の代からの患者さんで、ご家族で通われて、長くお付き合いをさせていただいています。

早速、待合室に飾らせていただきました。

白い蘭です。ありがとうございました。

父から医院を引き継いで10年が経ちました。

ありがたいことに多くの患者さんが引き続き通院して下さっています。

1人でも多くの患者さんに「通い続けてよかった。」と思っていただけるように、今後も誠意のある診療を続けてまいります。

笹山敏

 

抜歯を防いだファイバーポスト

先日の話です。

硬い物を前歯で噛んでしまって、前歯がグラグラになってしまった患者さんが来院されました。

その歯は神経のない前歯で、私が5年前に被せた差し歯です。

歯を拝見すると確かにグラグラになっていました。

硬い物を噛んで、神経の無い前歯がグラグラ→歯根破折→抜歯というのは結構な頻度で起こる現象です。

歯根破折についてはこちら↓

歯根破折

 

患者さんに残念ながらほぼ抜歯になることをお伝えし、抜歯した後の治療方法について、入れ歯やブリッジ・インプラントなどを説明しました。

そして後日、抜歯のために来院していただき、麻酔も終わり、歯を抜こうと、歯科用のペンチ(鉗子といいます。)で差し歯をグリップし、引っ張ったところ、こんな感じで差し歯が土台ごと外れました。

 

差し歯に付属した土台部分は「ファイバーポスト」という歯を補強する土台です。

そしてファイバーポストが途中で折れていました。”く”の字のなっている部分です。

ファイバーポストが折れることで、身代わりになり、歯の根が折れることを免れたのです。

車でいうバンパーやエアバックみたいなものですね。

もし従来からある金属製の土台をいれていたら、確実に歯の根が割れて、抜歯となっていたと思います。

従来の金属の土台で割れて抜歯になってしまった歯↓

今までに相当な本数のファイバーポストを入れてきました。多分1000本近く入れています。

中にはファイバーポストを入れていても残念ながら歯根破折を起こしたケースもありますが、金属製の土台で起こる数と比べれば、ほぼ皆無といっていいほど歯根破折が起こることが無くなりました。

それくらいファイバーポストは金属の土台と比べて、歯の根に優しい土台なのです。

ファイバーポストのケースはこちら↓

神経を抜いた前歯は被せないといけないの?

今回、抜歯を免れましたので、歯の根を再度ファイバーポストにて補強しました。この上から樹脂製のカバーをして、この日は終了です。まずは、ここまでしておけば一安心です。

 

2回目の来院時 歯の形を整え直します。

 

折れたファイバーポストを取り除いて綺麗になったジルコニアセラミック冠

 

再装着しました。

もう一度、差し歯をかぶせて歯が復活できることになり、抜歯を覚悟していた患者さんにも大変喜んでいただきました。

神経の無い前歯で硬い物を噛むのは、なるべく控えることをお勧めします。

以上「抜歯を防いだファイバーポスト」でした。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

痛いのに「様子をみましょう。」と言われた話

院長の笹山です。

痛くて歯医者に行ったのに「様子をみましょう。」と言われて困った経験はありませんか?

この場合「様子をみましょう。」の内容が大切です。

たとえばどこかの歯医者さんで痛みを伝えた時に、先生から以下のように言われたとします。

①「しばらく様子を見ましょう。」とだけ言われた。

②「AとBの可能性があるけれど、今ははっきりしないので、今回の症状が〇週間以上続くようなら電話を下さい。」と言われた。

①の場合ですと、いつまで何を様子を見ればいいのか分かりません。「このまま放置しておいてもっと悪くなってしまったら…。」など不安になると思います。①の場合は、別の歯科医院でセカンドオピニオンを求めることも必要かもしれません。

②のように先生の中では「Aかもしれないし、Bかもしれないが、今の段階では、はっきり診断がつかないので、〇週間以上続くならAの可能性を疑う」など一定の診断がついている可能性があれば、患者さんも安心出来ます。

 

当院に新規で来られた患者さんでよくある話ですと

①「歯が凍みるのに様子をみましょうと言われた。」

②「子どもの歯並びを相談したら、小学生になるまで様子をみましょうと言われた。」

などです。

当院でも「様子を見ましょう。」とお伝えすることはありますが、

①の場合、現在処置が不要であっても、凍みる原因になる虫歯や知覚過敏、歯ぎしりや噛みしめなどについとその治療法や、日頃の生活で気をつけることなど具体的に説明します。

②の場合、なぜ今は矯正をしないで、小学生まで様子を見るのか? 今の時点で何かした方がいいことがあるのか? 今出来ることは何もないのか? 小学生になったらどんな治療をして、期間や費用はどれくらいかかるのかまでを説明します。

そんな感じで、特に説明もなく「様子をみましょう。」ということは、基本おこないません。

また、痛みがあるのに全く診断がつかないも極まれにあります。

そんな時は、全く診断がつかないことを率直にお伝えしますが、患者さんは不安に感じると思いますので、専門機関を紹介するなど、出来るだけ患者さんに安心して頂ける対応を心がけています。

以上「痛いのに「様子をみましょう。」と言われた話」でした。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

無症状だったのに抜歯寸前まで進んだ虫歯の話

院長の笹山です。

先日検診で発見された銀歯の隙間の虫歯。

 

銀歯を外しました。やや刺激が強い状態でしたのでモノクロにしています。

ほぼ抜歯になるような酷い虫歯があり、一部の歯が割れていました。過去に神経を抜いてある歯ですので、このような状態でも患者さんは全く痛みを感じません。

 

割れてしまった歯の破片と虫歯を全て取り除いた状態。強拡大のルーペを用いて徹底的に虫歯を取り去ります。

 

仮のプラスチック材料で埋めます。

このような状態にならないために大切なことが2つあります。

①まずは神経を失わないこと。

②神経を抜いた奥歯は被せること。

詰め物では歯が割れる可能性が高いです。

 

今回の歯もほとんど被せてはありましたが、一部噛み合わせの負荷が強くかかる肝心な部分を覆っていませんでした。

この厳しい状態の歯をどうやって保存するか、保存しない場合はどうするのか?様々な治療方法について次回患者さんに説明する予定です。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

 

歯科衛生士さんの就活

院長の笹山です。

日曜日に大阪で開催された歯科衛生士の就職説明会に出展してきました。

朝10時半に集合して会場でブースの準備をしました。

他の医院さんもテキパキ準備しています。

 

学生さんと面談中

このような大きな説明会に参加するのは初めてでしたが、ブースに来てくれた歯科衛生士の学生さんと色々とお話が出来て良かったです。

皆さん積極的に質問もしてくれ、見学の予約も取ってくれました。

当院では経験者の歯科衛生士さん、子育て中の歯科衛生士さんだけでなく、新卒の歯科衛生士も積極的に採用しています。

何もないところから、ゼロから本当に丁寧に教えていますので、未経験でも全く心配ありません。

今年新卒で入社の歯科衛生士さんは入職後、半年経った今、ようやく超音波スケーラーでのスケーリングをおこなっていますが、それくらい基礎から丁寧に少しずつステップアップしながら、成長してもらってます。

まずは履歴書無しの見学で、医院の雰囲気を見てください。

見学のお問い合わせは電話やHPの問い合わせフォームからも可能ですし、歯科衛生士求人サイトのクオキャリアやグッピーから見学希望をお申し付け頂くことも可能です。

経験者の方も、子育て中の方も、時短勤務など色んな働き方に柔軟に対応しています。

ご興味のある方ご連絡お待ちしております!

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