注射

健康診断のために病院で採血の注射を受けて来ました。

注射は怖いです・・。昔は平気だったのに年々怖くなってきました。

今では顔を完全にそむけて、注射が終わるのを草食動物のように息を殺して待っています(^_^;) この時間が長い・・。

採血はチューブを通して注射筒に血液が溜まっていきますが、それを見たら恐怖で失神してしまうかもしれません。。

採血してくれた看護師さんが上手で全然痛みはなかったのですが、やっぱり怖い・・・。

 

歯科でも麻酔のために注射をすることは日常です。痛くないように注射していますので、痛みに関しては問題ないのですが、やはり恐怖に関しては個人差がありますので、取り除くのは難しいですね。痛くないだけじゃなくて、出来るだけリラックスしていただいてから注射をしなければいけない・・と改めて感じた日でした。

当院の麻酔

①注射の前に針を刺す部分を痺れさせる表面麻酔といゼリーで痺れさせます。

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②表面麻酔が効いたら、注射する部分に針先を0.5ミリくらいだけ入れます。少し入れるだけなのでほとんど痛くありません。

針のサイズ 外径
14G 2.1mm 14G  pale green
15G 1.8mm 15G  blue grey
16G 1.6mm 16G  white
17G 1.4mm 17G  レッドバイオレット
18G 1.2mm 18G  ピンク
19G 1.1mm 19G  クリーム
20G 0.9mm 20G  
21G 0.8mm 21G  深緑
22G 0.7mm 22G 
23G 0.6mm 23G  deep blue
24G 0.55mm 24G  medium purple
25G 0.5mm 25G  オレンジ
26G 0.45mm 26G  茶色
27G 0.4mm 27G  medium grey
28G 0.36mm 28G  青緑
29G 0.33mm 29G 
30G 0.3mm 30G 

*採血では21~23Gぐらい、当院で使用する針は31Gもしくは33Gの極細です。Gの数値が大きいほど針が細く痛くない!

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③少し時間を置いてから、最初に針を刺して痺れた部分に、もう一度針を刺します。既に痺れていますから痛くありません。

④麻酔液をゆっくり注入します。ゆっくり注入することで圧が弱まり痛みを感じません。

⑤所定の麻酔液を注入したら、麻酔が効くまで十分に時間を置きます。

⑥麻酔が効いているか、確認しながら少しずつ治療を始めます。もし少しでも痛みがあれば、すぐに麻酔を追加します。

以上のように麻酔をおこなえばほとんど痛みを感じず、注射をすることが出来、治療も無痛で受けられます^^

展示フェア

1月はあっという間でした。

土曜の診療後は大阪へ。

梅田のお気に入りのカレー屋さんで腹ごしらえしてから

DSC_3165こちらで開催された歯科器材の展示フェアに行ってきました。

会場につくと暖房の暖かさ、診療後の疲れと、食後(カツカレーライス大盛り)が合わさり睡魔に襲われましたが、予定していた見たいものと聞いておきたいことはなんとか押さえられました。

会場に入場する時にスタンプラリーのカードをもらって、スタンプが揃うとガラガラが出来るとの事でしたが、やらずに会場を後にしようところ・・

業者さん「ガラガラやって帰ってくださいよ~」

私「あ~、スタンプラリーやってないんで~」

業者さん「いいですよ。どうぞ!どうぞ!」

結果、リラックスバスセットを当てておきました^^

 

歯根破折

寒い日が続きますね。

最近来院される患者さんで多いケースが「歯根破折」です。「歯根破折」とは、過去に何らかの原因で神経を抜いた歯が年数をと共に脆くなり、ついには割れてしまうという状態です。*神経があるのに割れる事はほとんどありません

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実際に歯根破折で抜歯した歯↓ 根に亀裂あるのが分かりますでしょうか?

根が2つに分離しています↓

自覚症状としては、「咬むと歯が揺れる」「歯ぐきに出来物が出来て腫れている」「硬い物を咬むと痛い」などです。

痛みの症状としてはあまり強くない事が多いのですが、治療法としては抜歯が主になります。

家でいうと地中の基礎が修復不可能な状態になってしまったような状態です。家屋の部分なら被せたり、詰めたりでリフォーム出来るのですが、歯の根が割れてしまうとどうしようもありません。

「さほど痛くないのに抜歯」という説明を患者さんに理解していただくのはなかなか難しいです。

レントゲンやCCDカメラで撮影した画像、破折した歯の模型や、絵を書いて説明することが多いです。

 

歯根破折した歯を抜歯する場合で大切なことがあります。

それは抜歯した歯が埋まっていた穴をキレイにすることです。

破折していた期間が長いほど、抜いた歯の周りの歯ぐきや骨はダメージを受けています。時には病巣などが出来ていることがあります。この病巣を残したままにすると骨や歯ぐきの回復が悪くなり、後々の治療に響きます。

たとえば後にインプラントにする場合などは、抜いた穴の骨が十分は治っていないと出来ない場合もあるのです。

割れている歯を抜くのは比較的簡単ですが、抜いた後に抜いた穴をキレイにする治療はかなり時間がかかります。そして労力のいる治療です。小型の耳かきのような道具で抜歯した穴の中を掻き出すようにして掻把します。

 

ほとんどが抜歯になってしまう「歯根破折」を防ぐためには、「歯の神経を抜かないこと」これにつきます。

歯の神経を抜くような虫歯を作らないこと。

予防が大切ですね。

 

AED

院長です。

朝昼夜の気温が違う日が多いですね。

先日、就活中の歯科衛生士さんが見学・面接に来てくれました!ご縁があればいいなと思います。

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画像は当院のAEDです。

AEDとは自動体外式除細動器といって心臓が異常な動きに陥っている要る時に、正常な動きに戻す器械です。

古い話ではタレントの松村邦洋さんが、マラソン中に倒れ心停止状態になりましたが、AEDを適切に使用したことにより蘇生した話があります。

今ではマラソンやスポーツの大会などでAEDを準備することは当たり前となりました。

歯科治療で原因でそのような状態になることはまずありませんが、高齢化社会になり、持病を持つ人も多くなり、そういう状態になることがたまたま歯科医院に居た時に起こるという事もあるのです。

以前のブログにも書きましたが、BLSヘルスケアプロバイダーという資格を持っているので、いざという時に迅速に対応できるようにしたいと思います.

 

 

 

定期検診の意味

院長です。

蒸し暑い日もありますが、少しずつ暑さが弱まり朝晩の通勤が楽です。

暑さがひと段落したからか、定期検診の予約が増えています。

 

歯科における定期検診は、いわゆる医科の検診とはちょっと意味合いが異なります。

医科の場合は、悪い所がないか検査することが目的で、悪い所がなければそれで終わりです。

歯科の定期検診でも虫歯や歯周病の検診を行いますが、定期検診時に行うもっと大切なことがあります。

それは歯のクリーニングです。

日常のセルフケアでは落としきれない歯垢(プラーク)や歯石、着色等を定期的にクリーニングすることで

虫歯や歯周病は予防できます。虫歯や歯周病は自覚症状を感じる頃には相当悪くなっています。

一度削った歯は元には戻りませんし、歯周病で痩せてしまった歯ぐきや骨は元通りにはなりません。

歯ぐきや骨を再生させる再生療法といわれる特殊な治療もありますが、定期的なメンテナンスを受けなければ再度失われます。

車や家もそうですが、メンテナンス無しで使い続けられるものはありません。

痛くなる前に、悪くなる前に、定期検診おススメします!

 

ミニひまわりです。タンポポみたいですが、よく見るとちゃんとひまわりしてます^^

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