ホワイトニングはじめました × ホワイトニング歯磨き粉ってどう?

宝塚市 宝塚南口 歯医者 笹山歯科医院 院長の笹山です。

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ではなく・・

「ホワイトニングはじめました!」

といっても当院は以前からホワイトニング治療を行っています。

「ホワイトニングはじめました」のは私です。

自分の歯をホワイトニングするのは、3回目くらいで今回は10年ぶりくらいです。

随分してなかったなぁ~。

きっかけは最近、患者さんから

「歯に着色(茶渋やコーヒーの色素など)が付きやすいので何とかなりませんか?」

というご相談が何度かあったことです。

また

「歯を白くする歯磨き粉ってどうですか?」

「ホワイトニング歯磨き粉って効果ありますか?」

というご質問も時々お受けします。

ホワイトニング歯磨き粉は私も使った事がなかったので、ホワイトニングまたはステインを落とせるといわれる歯磨き粉を、自分で何本か試してみることにしました。

しばらく使ってみた結果ですが、やはりついてしまった着色を歯磨き粉で落とすのは難しいですね。というよりほぼ不可能かもしれません。

歯磨き粉で歯が白くなったと感じた人は、歯の表面に古いプラークなどがついていて、黄ばんだりしていたのではないかと思われます。

茶渋などの着色は、歯磨き粉ではなかなか落ちません。

ただし、ホワイトニング歯磨き粉で着色をつきにくくすることは可能です。

日々、歯の表面につく着色を沈着する前に落としてしまえば、着色が沈着するのを防げます。

当院でも着色のつきにくくなるホワイトニング歯磨き粉(歯科医院専売品)を取り扱っています。

通常のホワイトニング治療も、もちろんおこなっています。

当院は自宅で自分でおこなう、ホームホワイトニングをお薦めしています。

話は逸れましたが、ホワイトニング歯磨き粉であれこれやっているうちに、やはり手早く確実に白くするのはやはり「ホワイトニング治療」という原点に舞い戻りました。

およそ2週間、ホワイトニングジェルを入れたマウスピースを1日2時間装着します。

マウスピース↓

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ホワイトニングジェル↓

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これは10%過酸化尿素のホワイトニングジェルです。

もっと濃度が高い外国産のホワイトニングジェルを扱う方法もありますが、

濃度が高いと漂白効果は上がる反面、知覚過敏や痛みなどの副作用も出やすくなります。

10%ジェルでも説明書通りに使用していれば、十分白くなりますよ。

ホワイトニングって何日くらいで白くなるの?についてはこちらもどうぞ↓

ホワイトニングのよくある質問 どれくらいで白くなる?

ホワイトニング Before&After

フルジルコニアクラウンのデメリット

このブログで何度かフルジルコニアクラウンについて書いてきました。

フルジルコニアクラウンについての過去のブログは↓

フルジルコニアの進化 https://www.sasayama-dc.com/blog/2404/

前歯のフルジルコニア審美治療 https://www.sasayama-dc.com/blog/2478/


今回はフルジルコニアクラウンのデメリットについてです。

まずは、一般的にいわれているフルジルコニアクラウンのメリットとデメリットを挙げてみます。

メリット

①セラミックよりも硬いので、欠けたり割れたりしにくい

②歯垢がつきにくく、虫歯や歯周病に強い

③金属アレルギーにならない

④見た目が歯の色に近い

デメリット

①硬すぎて咬みあわせる相手側の歯を傷める可能性がある

②セラミックと比べて白さが不自然

メリットについては上記の通りだと考えます。


それではデメリットについて解説しますね。

まず①の「硬すぎて咬みあわせる相手側の歯を傷める可能性がある」ですが

これは咬みあわせの調整方法や、ジルコニアの表面を滑沢に研磨することで防げることが研究により分かっています。

次に②の「セラミックと比べて白さが不自然」

フルジルコニアの材質は1種類ではありません。比較的硬い物から、相当硬い物まで何種類かあります。

当院ではケースによって、3種類の硬さのフルジルコニアを使い分けています。

硬さが少なめのフルジルコニアを選ぶと、歯の色を自然に近くできます。

熟練した歯科技工士が作ったセラミックには及びませんが、一般的なセラミックに色調に近いレベルまで再現できますので、自然な色調再現を求められる前歯にも適応します。

前歯のフルジルコニア審美治療の記事↓

https://www.sasayama-dc.com/blog/2478/

ちなみに硬さが少なめといっても、通常のセラミックの約8倍の硬さがあります。

逆に、硬いフルジルコニアの色調はやや不自然となります。

この硬いフルジルコニアは、見た目をそこまで追求しないけれど、金属の歯を入れたくない奥歯に用います。特に歯ぎしりや咬みあわせが強くて、従来のセラミックでは割れたり、欠けてしまう方に適応することが多いです。硬さは通常のセラミックの約15倍あります。

初期の頃は良く使っていましたが、最近はここまで硬くなくても良いのではないかということで、もう少し色調再現性が高く、硬さも約9倍のフルジルコニアを用いることが多くなっています。

当院ではセラミックやフルジルコニアについては、歯の状態に合わせて硬さと色調再現性のバランスを考慮して選択しご提案しています。


*2018年12月追記

この記事はアクセス数が多く、関心をもたれている方が多いようですので、その後のことを追記します。

その後、多くのフルジルコニアクラウンをセットしましたが、1例も割れていません。

ただ、ダツリ(外れてしまうこと)は数ケースありました。

そもそもフルジルコニアは、歯ぎしりなどの習癖がある方に適応させるので、歯ぎしりによってジルコニアを接着しているセメント層が破壊される場合があるのです。

対策として改めて接着の方法をアップデートし、チェアサイドにサンドブラスターを導入し更なる接着力の向上を計る事で対応しています。

 

 

 

デメリット

咬むことの重要性

先日、「専門的口腔ケア」というタイトルの歯科医師会主催のセミナーに参加してきました。

介護を受けられる方でご自身で歯を上手く磨けない人のお口をキレイにしたり、上手く食べられるようにサポートしたりすることを口腔ケアといいます。

講義内容で印象的だったのは咬めなくなると全身の機能が低下していく可能性が高いという事です。

たとえば

低栄養のなりやすさ(良く咬めなくて消化が悪くなり栄養が行き届かない状態)

自分の歯で咬める人を1とすると

入れ歯で咬む人は1.7倍

自分の歯も入れ歯も咬めない人は3.2倍

低栄養になりやすいとの事です。

また、自分の歯でも入れ歯でも咬めない人が認知症になる可能性はそうでない人の2倍以上高くなり、咬めない事で踏ん張りが効かず転倒しやすくなる可能性もあるそうです。開眼片足立ちの時間も半分以下になります。

咬むことで唾液の分泌が促進されますが、咬めないと唾液は出にくくなり、口の中は唾液による殺菌作用も減るので不潔になりやすくなります。細菌が増殖し、虫歯や歯周病になりやすくなります。

また咬めない事で食塊を上手くすりつぶせないので、丸のみになって内臓に負担がかかったり、のどに詰まりやすくなります。

以上は咬めない事で起こり得る問題の一部です。

咬むことの大切さを再認識するデータでした。

咬めないことで始まる「オーラルフレイル」そして「フレイル」。この2つの聞きなれない言葉は今、高齢者医療でさかんに言われ始めているキーワードです。これについては、またの機会で説明します。

最後に高齢者の方からよくお受けする質問を2つあげます。

Q1.「歯を丈夫にするためにカルシウムを多く取った方がいいですか?」

A1. 残念ながら歯はカルシウムをとっても強くなりません。

Q2.「歯を丈夫にするために硬い物を食べた方がいいですか?」

A2. 残念ながら硬い物を食べても、歯は丈夫になりません。むしろ高齢者の歯は摩耗して薄くなったり、歯の水分が少なくなっているので割れたり、欠けやすくなっています。硬いおせんべいなどは控えた方がよいでしょう。

 

 

歯ブラシの細菌の数は・・・

いい天気が続いてますね。花粉がなければ最高なんですが・・(T_T)

筋トレ続いています。アラフォーともなると、なかなかは筋肉はつきませんが、夏までにもうちょっとバルクアップ(増量)したいです。

 

さて、毎日の歯磨きに使っている歯ブラシ。歯ブラシの細菌数の多さを知っていますか?

一度使うだけで細菌の数は『便器と同じくらいの細菌の数』と言われています。

某大学の調べによると3週間ほど使用した歯ブラシは、細菌が100万以上生息していたというのです。

ちなみに100万以上というのは、便器の中にある水の約80倍ほどの数だそうです(@_@;)

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歯ブラシが細菌の温床になってしまわないように注意すべきことがあります。

 歯磨きが終わったら、歯ブラシを濡れたままにしておかない

口腔内にあった細菌がくっついてしまった歯ブラシを濡れたままにしておくと、細菌が繁殖しやくすなってしまいます。使い終わったら乾燥させておくと良いでしょう。

おすすめは歯ブラシを良く振って水を切った後に洗面所のドライヤーで乾燥させてしまうことです。

これなら簡単にできますね。

これらを守っても、完璧には防ぐ事は出来ません。最低でも3ヶ月に1回は歯ブラシを交換することをおすすめします。

*明日は歯科衛生士国家試験の日です。 Mさん、頑張れ~。

 

多め?少なめ?歯磨き粉の量

歯磨き粉の量ってどれくらいがいいのでしょう。

一昔前に言われていたのは、多く盛ってしまうと泡立ちが多くなり、磨けていないのに磨けたつもりになるので「少なめ」がいいといわれていました。

しかし今は違います。最近の歯磨き粉は低発砲の物が増え、フッ素も適正量入っている物が多いので

多少多めの方がフッ素がお口に残ってよいとされています。

下の図をご覧ください。

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これが適正量です。

しかし歯磨きすると唾液などでフッ素は薄まりますから、この倍くらいでもいいと考えています。

そして磨いた後にあまりゆすがないようにすることもフッ素をお口の中に多く残すコツです。

なるべくゆすがないようにするのに有効な歯磨き粉は

①泡立ちが少ない → 泡立ちが少ないとすすぎが少なくて済みます。

②味が薄め → 味が濃い(ミント成分などが強い)としっかりゆすがないとピリピリします。

③研磨剤が少ない → 研磨剤の粒子が多いと口の中に残るのでゆすぐ回数が多くなります。

以上①~③を兼ね備えた歯磨き粉は歯科医院で扱っていることが多いです。

当院でも目的に合わせた予防グッズが各種取り揃えています。お試しも可能ですよ。