今すぐ口臭を消す方法 

院長の笹山です。

コロナ過でマスク着用が当たり前になりましたので、他人から口臭を感じる機会はあまりないと思います。

それでも大切な人と会う時に口臭がふと気になったけれど、もう外に出ていて、今更歯磨きも出来ないし、ガムを買う時間もない。

口臭のイラスト「口の臭いおじさん」

そんな時に即効性のある対策があります。

それは…

舌を上顎(うわあご)に押し付けて前後に擦りつけることです。

舌の位置としては、舌を上顎につけて「ポンっ」と鳴らす時(ポッピングといいます。)と同じ要領です。前後にスライドさせます。

緑矢印から黄色矢印の位置で上顎に舌の表面を擦り付けながら前後にスライドさせます。

特に緑矢印に付近は上顎の表面の歯茎が凸凹していますので、舌苔が剝がれ落ちやすくなります。

こうすると、口臭の原因といわれる舌の上に乗った汚れ(舌苔といいます。)が、剥がれ落ちます。

そして舌を動かすことで、唾液腺という唾液が出る出口が刺激され、唾液がたくさん出てきます。口臭の原因は口の中の乾燥でもありますので、口の中が潤うことで匂いが軽減されます。

上顎だけでなく、歯の表裏全体を舌で舐め回すように動かすのも効果ありです。この動きはマスクをしていない状態でやったら、変な人になってしまいますが、マスクをしていればコッソリ出来るので目立ちません。

簡単に出来て、即効性がありますので、是非お試しください。

皆様の歯の健康に少しでもお役に立てば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

10秒口臭対策

口臭シリーズの締めは

10秒口臭対策です。

食後のお口直しにお茶やお水を少量口に含みます。

上あごの天井部分に舌をつけて、前後に動かしながら、ゴシゴシとなすりつけて前後させます。

 

そうすると上顎の凸凹が洗濯板のような役目をして、舌の上に乗った食物残渣が落ちます。

それから口をグチュグチュして飲み込みます。

食後でなくても、お口に水やお茶が入っていなくてもゴシゴシするだけでも効果はあります。

簡単ですが即効性のある口臭対策です。

舌の上が綺麗になるのと、舌を動かす事で唾液が分泌され、お口の中が潤う事で消臭効果があります。

ガムを噛むのも唾液が分泌されるので有効ですよ^^

ただし虫歯にならないようにキシリトールガムなどシュガーレスのガムにしましょう!

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自分の口臭に気づける?

自分の口臭に気づける?

自分に口臭があるかないかを気にされる方は結構多いです。

当院の問診票にも「口臭が気になる」「口臭を指摘された」と記入される方が割といらっしゃいます。

でも周りの人に「私、口臭ありますか?」とはなかなか聞けませんよね・・

歯医者さんでは恥ずかしがらずに聞いてくださいね(^^)

自分の口臭が気になって口臭専門外来を訪れる患者さんの90%に実は病的口臭がなかったというデータがあります。ほとんどが生理的口臭の範囲であったということです。

 病的口臭生理的口臭については1つ前のブログを参考にしてください

私の経験でもご自身の口臭が気になると訴える方で、実際に病的口臭があった方はほぼいなかったと思います。

逆にご自身では気にされてなくても、病的口臭があることに全く気づいていない方もいらっしゃいます。

人間は匂いに順応する性質があります。

自分の口臭に慣れてしまって感覚がマヒしてしまっているんです。

歯周病菌は口臭の原因となる物質を産生します。

何年も歯のクリーニングを受けていなくて、かつ歯周病のある方(35歳以上の90%近くは歯周病です。)は

もしかして自分で気づかないうちに病的な口臭を発しているかもしれません。

病的口臭はなかなか他人からも指摘し辛いものですので、自分で気づく機会はほぼありません。

「自分の口臭は気づける?」をまとめますと

①生理的口臭は自分で気づくことがあるが、周りは気にならないレベルの口臭

②病的口臭は自分では気づけない場合が多く、周りは気になるレベルの口臭

ということです。

 

口臭の原因

満員電車や人ごみでふと気づいてしまった時、

その場からご遠慮したくなることってありますよね?(^_^;)

口臭が届く距離は?

そうです。口臭の話です。

口臭には大きく分けて2つの原因があります

1つ目は生理的口臭です。 これは病気でなく、人間が生きるという活動の中で自然と発生する口臭です。代表的なものは以下の4つです

①加齢性口臭 加齢に伴い口臭をカバーする唾液の分泌が少なくなります

②起床時口臭 起床時は口腔内の細菌が増殖していて、唾液も少なくなっています

③空腹時口臭 空腹時は唾液が少なくなります

④緊張時口臭 緊張時は唾液が少なくなります

2つ目は病的口臭です。こちらは何らかの病気が原因で発生する口臭です。                  代表的なものは以下の3つです

歯科疾患 虫歯 歯周病 舌苔 口腔粘膜の炎症

耳鼻科疾患 咽頭の炎症 副鼻腔炎(鼻づまりによる口呼吸は口が乾燥しやすく口臭の大きな原因となります。)

全身疾患 糖尿病 肝疾患 腎疾患

ここまでご覧になってお気づきの方もいらっしゃると思います。

口臭を減らすには唾液の分泌が大事です。

匂いというものは乾くとより強く感じます。

唾液で十分に湿っているお口の中は多少の問題があっても匂いません。

ですので生理的口臭を軽くするには唾液の分泌を促してあげます。

唾液の分泌を促すには舌のトレーニングやガムを丸めて舌の上の乗せておくガム法などがあります。

また虫歯や歯周病があり、お口の中に虫歯菌や歯周病菌が多い状態ですと唾液もネバネバしてしまい、口臭をカバーしにくくなります。虫歯や歯周病をコントロールすると唾液の分泌が良くなり、サラサラの良い唾液に変わります。

いくら唾液がたくさん分泌されていても虫歯や歯周病があると口臭は防げません。

以上口臭の原因についてでした。

 

口臭の原因の6割は○○

院長の笹山です。

最近は日が長くなり、春の近づきを感じられる日が増えました。春が待ち遠しい今日この頃です。

さて、誰もが遠慮したい口臭のお話です。

口臭の原因は?

虫歯でしょうか?歯周病でしょうか?

たしかにそれらも原因になりますが、もっともっと大きな原因があるんです。

 

ほとんどの口臭の原因は口の中にあります。

口の粘膜は皮膚の垢(あか)と同じように、細胞が剥がれ落ちて、舌に白く溜まり腐敗します。これが舌(ぜっ)苔(たい)です。

舌苔は最大の口臭源で、口臭の6割が舌苔から発生します

4週間流動食だけ食べた人の舌苔を図1に示しました。舌全体に厚く溜まっています。

つまり、食事を歯できちんとかまなければ舌苔が増え口臭の原因になるのです。食べ物は歯を汚す一方で、「かむこと」で舌をキレイにします。

口臭の主な原因は揮発性硫黄化合物(硫化水素やメチルメルカプタン)です。

歯周病原菌は、硫化水素より悪臭の強いメチルメルカプタンを大量に産生します。

ですから、歯周病は強烈な口臭があり、まわりの人から嫌がられます、予防しないといけません。(日本歯科医師会HPより)

舌の掃除は舌専用の舌クリーナーが有効です。

市販でもいろいろな舌クリーナーがありますが、誤った使い方をすると逆に舌苔が付きやすくなることもあります。正しい使い方を歯科医院での指導を受けられてからお使いになることをおススメします。

こちらも参考にどうぞ↓

10秒口臭対策

 

皆様のお口の健康増進のために参考になれば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院