宝塚市歯周病検診 受けたほうがいいですか?

宝塚市歯周病検診 受けたほうがいいですか?

結論を先に書きます。

かかりつけの歯科医院で定期的なメンテナンス(3~6か月ごと)を受けている方は、宝塚市歯周病検診を受ける必要はないと思います。

逆にそうでない方は受けたほうがいいと思います。

その理由を説明する前に、歯周病検診の概要からお話しします。

宝塚市では40歳、50歳、60歳、70歳の節目に市民の皆様に、無料歯周病検診のクーポンがお住まいのご住所に送付されます。

当院も歯周病検診協力医療機関ですので、無料検診をお受けしています。

何故、市が歯周病検診推進するかといいますと、歯周病で歯を失う方が後を絶たないからです。

35歳以上の成人の90%は歯周病です。

歯周病は自覚症状がほとんどない病気ですので、自分は歯周病じゃない残りの10%に入っていると思っても、そうではない場合がほとんどです。

歯周病の怖い所は病気が進行して、歯ぐきが下がったり、歯がグラグラになっても元通りには戻らないところです。

数年で歯ぐきが下がったり、歯がグラグラになったり、することはありません。30代、40代で定期的に歯石取りなどのメンテナンスを受けていない結果が50代、60代で出始めます。

その頃にはそのような症状が出ても「老化かな?」と思ってしまいがちですが、それは数十年かけて重症化した歯周病です。

「老化で歯が抜けることはありません、大人の歯に寿命はありません」

さて

「歯石取りが痛かったから」 「何回も通わされて嫌になった」 「歯磨きのチェックばかりされた」

そんな理由で、定期検診や歯石取りを受けていない方がいらっしゃいます。

当院は痛くない、辛くない歯周病治療に力を入れています。

当院で宝塚市歯周病検診を受けられてから、継続的にメンテナンスを受けられている方も多くいらっしゃいます。

歯ぐきからの出血、口臭、歯ぐき下がり、ぐらつき、ネバつきを治したい方は当院までご相談ください^^

歯磨き後、何回ゆすぐ?

 

日本人の虫歯は年々減っていますが、

先進国の中ではまだまだ多いほうです。

そこで虫歯をもっと予防するにはどうしたらいいか?

虫歯が減ってきた大きな要因は、歯磨き粉に含まれるフッ素です。

そして、フッ素入りの虫歯歯磨きをした後に、お口をゆすぐ回数がその予防効果を左右します。

こちらをご覧ください↓

                                            NHKためしてガッテンより引用

たった1回ゆすいだだけで、お口に残るフッ素濃度が、3分の1にまで減っているのがお分かりでしょうか?

究極の虫歯予防方法は

「フッ素入りの歯磨き粉で磨いたら1回もゆすがない!」

です。

口に溜まった歯磨き粉は、洗面所で吐き捨てるだけにして、水でゆすぎません。

すると、こんな疑問が湧くかもしれません。

① 「磨いて取れた菌が、口に残っていても大丈夫なの?」

② 「残ったフッ素を飲み込んでも中毒にならない?」

 

①については、既に歯から菌は剥がれていますので、唾液で洗い流されますし、飲み込んでも胃酸で死にます。」

②については、フッ素が残っていても、すぐに唾液で薄まりますので、吐き捨てた後に残った程度の量では中毒になりません。

以前、このブログでゆすぐのは2回までと書いたのですが、予防歯科の先進国スウェーデンでは、「ゆすがない」が提唱されており、子供から大人まで虫歯ある人はほとんどいません。

私も「ゆすがない」を実践していますが、低研磨剤・低発泡剤・低香味の歯磨き粉なら

泡立ちも少なく、味もヒリヒリしないので、ゆすがなくても然程違和感はありませんでしたので

すぐ慣れると思います^^

以上 歯磨き後、何回ゆすぐ?でした。

皆様の歯の健康に少しでも役立てばと思います。

歯科医院外装工事×歯のメンテナンス

お口のメンテナンスは健康維持のために大切であるように、歯科医院自体もメンテナンスが大事です。

1月半ばから当院の正面以外の外壁や屋根の補修と塗装をおこないました。

外壁を長年メンテナンスしないと建物は劣化し、雨漏りなどの原因になります。

医院の正面は5年くらい前に改装しましたが、それ以外の部分はかなり久しぶりでした。

案の定、施工業者さんから補修が必要な箇所がたくさんあると報告を受けました。

屋根は見えないところですので、悪くなっていても気づかないですね。

歯科も似ています。

自分では見えない奥歯や歯と歯の間、被せ物や詰め物の下・・・。

気づかないうちに穴が開いて、そこから雨漏り・・ではなく虫歯になってしまうことは、

”歯のトラブルあるある”です。

歯も定期的な検診とメンテナンスがとても大事です。

検診では悪い所はないかをチェックし、メンテナンスは歯のクリーニングで歯垢や歯石を落として虫歯や歯周病を予防します。

歯のメンテナンス受けていますか?

歯磨き粉は使ったほうがいい?

新年の診療も3日目に入り、いつものペースに戻ってきました。

年末年始は毎年恒例で、ついついダラダラと食べ過ぎてしまうので、胃腸がお疲れさん状態ですが、仕事が始まって間食出来なくなるので落ち着いてきました。

さて。

時々患者さんから

「歯磨き粉は使ったほうがいいいですか?」

とご質問をいただくことがあります。

まず何故このような質問があるかといいますと

「歯磨き粉を使うと歯が削れてしまう。」

「フッ素は体に良くない。」

というような情報をどこからお聞きして、疑問に思う方が多いようです。

私は・・・

「使ったほうがいいですよ」

とお答えしています。

歯磨き粉で歯が削れたり、フッ素が体に害を及ぼすというのは誤った使用方法でのみ起こります。

通常の使い方であれば、そのような問題は起こりません。

歯磨き粉の主な効果は、フッ素による虫歯予防ステイン(着色)の付着防止です。

他にステインの分解や、知覚過敏防止、歯肉の血行促進、歯周病菌の殺菌などのプラスαの効果がある歯磨き粉もあります。

歯磨き粉をつけないと、歯に着色がつきやすくなり、フッ素の虫歯予防効果が期待できなくなるので虫歯になりやすい人はリスクが高まります。

それでは歯磨き粉をつけないことは全く意味が無いか?

そんなことはありません。

歯磨き粉をつけないと泡立ちがないので、長時間磨けます。

また口の中が刺激され、唾液がどんどん出ます。唾液をどんどん出すことは、お口と全身の非常に大事です。

唾液にはフッ素と同様に、殺菌効果や虫歯を予防する効果があります。

また若返りホルモンの分泌にも関係しているといわれ、ドライマウスにも効果的です。

「美肌 イラスト 無料」の画像検索結果

とは言っても、歯磨き粉をつけないと先ほど書いたようなデメリットもあります。

でも・・

騙されたと思って、一度歯磨き粉無しで歯を10分間磨いてみてください。

歯磨き粉を使った時とは、違うスッキリを実感していただけると思います。

そして10分間磨いたら、歯の表面を舌で触ってみてください。

ツルツルになっていると思います。

もしかしたら、歯磨き粉を使ったときよりもツルツルになっているかもしれません。

コツは ”ふつう” もしくは ”やや硬め” の歯ブラシを使うことです。

”やわらかめ” はNGです。

歯磨き粉は歯垢を分解する効果はあるのですが、その泡のせいで、歯ブラシが歯の表面を滑りやすくなり、逆に歯垢を落とす効率が落ちていることもあるのです。

2日に1回くらいは歯磨き粉無しの

「じっくり歯磨きタイム・・」

トライしてみてはいかがでしょうか?

 

バイオガイアのプロデンティスでロイテリ菌を試した結果 30日後

以前「バイオガイアのプロデンティスでロイテリ菌を試す」と書きました。

その記事はこちらから↓

バイオガイアのプロデンティスでロイテリ菌を試す

30日間続けられるか微妙でしたが、食べるだけなので、昼食後を基本にちゃんと全部摂取し終わりました。

仕事が無い日も、お持ち帰りしてちゃんと摂取しました。

その結果ですが・・

私はあまり効果を感じられませんでした。

私が感じた効果は、同じ乳酸菌であるビオフェルミン錠を服用した時と同じレベルです。

普通にお腹の調子が良くなっただけの感じで、口の中がサッパリしたとかは感じませんでした。

やっぱりセルフケアと歯科医院でのプロケアに勝るものは今のところないと感じました。

先日も3年前に重症の歯周病で来院された患者さんが、メンテナンスでお越しになりました。

3年間欠かさず、3カ月おきのプロケア(歯のクリーニング)を継続され、セルフケアも上手になったので、今では歯ぐきも引き締まり、クリーニングをしてもほとんど出血せず(初診時はかなり出血していました。)、グラグラだった歯の揺れが、かなり減りました。

かなり劇的に改善したので、「なぜそんなにしっかり磨くようになったのですか?」をお聞きしたら、

当院に初めて来院された際、様々の検査やカウンセリングを受けられた後、「このままだとマズイとさすがに思った」との事で、初診時には全く使っていなかった歯間ブラシも、今では毎日やらないと気持ち悪いと感じるので欠かさないそうです。

この方は、当然ロイテリ菌は服用していません。

ちゃんとセルフケアして、適切なプロケアを受ければ、歯周病は必ず改善します。

歯周病改善に近道はありませんが、地道な努力は必ず報われますので、歯周病でお悩みの方で

治したい方はいつでもご相談ください^^

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院