タスカルウィズ

院長です。

今日は暖かい日でしたね。春が待ち遠しいです。

捨てる神あれば拾う神あり。色んなことがありますが、私はつくづく周りの方に恵まれています。感謝です(^O^)

 

今回は歯周病や虫歯の予防に力を入れている当院の診療器具をご紹介します。

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こちらはタスカルウィズという歯のクリーニングに使用する歯科医院専用のメンテナンス器具です。

日頃の歯ブラシなどのセルフケアだけでは、虫歯や歯周病を防ぐのは難しいので

ご自身で取れきれない歯垢や歯石をキレイに取ってあげる事が予防にはとても大切です。

このクリーニング処置を歯医者さんでは「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)といいます。

PMTCに使用するのがこの器具です。

通常のクリーニング器具と比べてヘッドがかなり小さいので、お口が開けづらい人でも奥まで届き、楽にクリーニングを受けられます。

ブラシ部分の回転数を細かくコントロールでき、歯の状態に合わせた無理のないクリーニングが行えます。

また通常のクリーニング器具と比べてとても軽く、コードレスなので、施術時の姿勢や角度を制限されることなく、使用するスタッフの体の負担を軽減できます。

毎日毎日、歯石をとったりクリーニングをしていると手や肩に大きな負担がかかりますから、大切なメリットです。

この器具はメーカーが現場で働くたくさんの歯科衛生士さんの方々の意見を取り入れて開発されたそうですが、納得です。

私も時々使用しますが、非常に使いやすく、患者さんも楽そうでした。

歯の表面がツルツルピカピカになり舌触りも良くなります。

メンテナンスごとに、このツルツルなった状態(歯に菌がついていない状態)を作ってあげると、お口の中の歯周病菌や虫歯菌が減り、予防効果が高まります。

 

 

 

お口は入り口

院長です。

もう春の恰好している人も多いですね。お洒落さんはすごいです。

私はいまだに真冬の恰好です(-.-)

 

さて最近、お口の中が不潔だとインフルエンザ治療薬のタミフルなどが効きにくくなる可能性があることが

大学の研究で分かったというニュースがありました。

昔からお口は健康の入り口といいますが、病気の入り口でもあるのです。

お口の中が不潔で歯周病や虫歯に感染していると、糖尿病、心臓疾患など全身に影響が及ぶことが分かっています。

最近の当院の傾向として癌治療や心臓などの大きな手術を控えた患者さんの主治医の先生から御依頼状をいただくことが増えました。

御依頼の内容は手術の前に歯周病や虫歯も治療して、お口の中の虫歯菌や歯周病菌を減らしてくださいというものです。

つまりお口の中がキレイでないと、それらの手術や治療の結果に影響が及ぶという事なのです。

まだまだお口と体を別に考えている方が多いのは、私たち歯科医師の情報提供が遅れているからだと思います。

今は影響に対する話が主ですが、全身に特に問題がなくても歯周病がきっかけで他の病気が発症する可能性もいわれています。

ですので、大きな病気を抱える前の元気なうちから歯周病のケアをしておくことは、お口の健康だけでなく、全身の健康にもつながるのです。

栄養をしっかり摂るには、虫歯や歯周病のない歯が大切です。しっかりと咬めることによって唾液の分泌が促進され、消化も良くなります。食事自体の栄養のバランスも大事は大切ですが、お口が健康でないとその効果も落ちてしまいます。

私自身の話ですが、昔より徹底的にセルフケアを行い、デンタルフロスや歯間ブラシなども使うようになってからは、歯ぐきが健康になり、風邪も引きにくくなり、引いても治りが早くなりました。セルフケアで落ちない所はは、歯科用の器具で取ります。

セルフケアと定期的なメンテナンスお勧めします(^^)

 

 

 

 

定期検診?

現在、日本の80歳の方に残存している歯の本数は平均12 本です。それに対し、スウェーデンでは平均20本、アメリカでは17本です。

この違いはどこから生まれるのでしょうか?
実は欧米諸国と日本では歯科定期検診の受診率に大きな差があります。

予防歯科が進んでいるスウェーデンでは、歯科定期検診の受診率は全国民の80%以上です。

また、他の欧米諸国でも70%ほどの受診率を保っています。これに対し、日本の受診率は10%未満なのです。

以上は日本臨床歯周病学会サイトに掲載されている文章です。

私なりに日本の定期検診の受診率の低さを考えてみました。

定期検診というと悪いところがないか?チェックするというイメージがあります。

しかし、歯科の定期検診でもまずは悪いところがないか見ることを行い、悪いところが無ければそれで終わりでなく

歯石を取ったり、歯のクリーニングを行います。医科の検診は悪いところが無いか見るのが主な目的だと考えられますので

ここが医科と歯科の違いと言えます。

欧米諸国の方が歯の残っている本数が多いのは、定期検診時に歯石を取ったり、クリーニングをしていることが大きな要因と思われます。

つまり定期検診ではなく、実際は定期的なクリーニングですね。

たしかに定期検診と言われると、「今、悪くないからいいかな?」と思うかもしれません。

もうひとつ、生活の中に定期検診に行くという習慣がもともとない方が多いのも理由だと思います。

欧米では歯科の定期検診は生活習慣の中に取り込まれていて、皆さんが美容室に行くような感覚で当たり前のように行きます。

当たり前になっていて、生活の中にその時間が確保されており、忙しいから行けないという感覚が少ないのだと思います。

 

 

 

 

指しゃぶり

むし歯ポーズってご存知ですか?頬に手を当てたポーズで顔写真を撮ることです。

今,女性誌の表紙は、むし歯ポーズが流行っているそうで、理由はこのポーズで撮った写真は可愛く見えるからとの事です。

私が歯科医師になった15年前は、本当に痛くて、このポーズで歯医者さんにくる人が時々いました。

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そこまで痛くなると治療の麻酔も効きづらく、患者さんもこちらも大変です(^_^;)

最近はそこまで放置している人は、ほとんどいませんが、定期健診で痛くなる前の小さな虫歯を見つけて治療しておきましょう!

 

さて、先日3歳児歯科検診に行ってまいりました。

何度もここに書いていますが、子供の虫歯が減っています。

お母さん方がちゃんと仕上げ磨きしていたり、甘いものをあげすぎないなど気を付けていらっしゃるからだと思います。

相談で多かったのはタイトルの指しゃぶりです。

3歳になっても、まだ指しゃぶりをしているのだけれどどうすれば良いか?ということです。

指しゃぶりを続けていると上下の前歯の間に隙間ができます。

将来の歯並びにも影響はするのですが、成長とともに自然にやめる子が多いです。幼稚園や保育園に通いだし、他の子と接するようになるとやめる事が多いようです。

永久歯に生え変わっても続けている場合は、指しゃぶり防止用の装置を付けたりすることもありますが、ごく稀だと思います。

では3歳の今の時点で指しゃぶりによってできた歯の隙間はどうなるのかというと、指しゃぶりをやめると

大体自然に閉鎖しはじめ、永久歯に生え変わるころには、隙間が閉じることもあります。

というわけで自然に治ることが多いのですが、放っておくのは良くないので、今の時点では、あまり神経質にならずに見つけたら指摘するを地道に繰り返す事が良いと思います。

皆様のお口の健康に参考になれば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

 

削る音が少ない日

院長の笹山です。

ワールドカップを楽しんでいます。決勝Tは見ごたえありますね。世界の強豪の本気は凄いです^^

 

 

定期的にメンテナンスでクリーニングを受けられる患者様が増えています。

歯科衛生士さんがフル回転です。

メンテナンス患者様の予約が多い日は私の出番が少なくなります(^_^.)

でも本来はそれでいいのです。出来るだけ削らない、抜かないをコンセプトに診療していますので、メンテナンス患者様が多いということは予防が出来ているということですので。

できる限りセルフケアとメンテナンスで虫歯や歯周病を予防して、それでも悪くなってしまった所を再発しないように私がしっかり治すというスタイルで診療しています。

出来るだけ歯を削る機械の音が聞こえないクリニックを目指しています。

 

メンテナンスでは、虫歯や歯周病のチェックに始まり、クリーニングだけでなく、ちょっとした歯ブラシの磨きぐせのチェック

フロスや歯間ブラシなど補助器具の使い方、入れ歯のお手入れの仕方、かみ合わせのチェックなど色々と行います。

これを3~4か月おきに行います。

すこし間隔が短く感じられるかもしれませんが、この間隔でメンテナンスをお受けになると「お口の調子がいい」「歯茎から血が出なくなった。」「腫れなくなった。」という方が多いです。

特にご年配の方にはこのメンテナンスをぜひ受けていただきたいです。

加齢と歯周病により、歯の間に物が挟まりやすくなったり、歯茎が痩せて歯の根っこが露出することで虫歯や歯周病が進みやすくなります。服用されているお薬や加齢による影響でお口の自浄作用がある唾液の分泌が減ることも一因です。

歯ぐきが痩せると隙間などの磨きづらい部分が多くなり、ご自身の歯磨きだけで、キレイにするのはかなり難しくなります。

 

そして30~50代の間の方にもメンテナンスをおすすめします。

日々忙しくて細かいセルフケアまで気が回らない、自信がない、という方でもメンテナンスを受けておくだけで予防効果は高くなります。歯周病は進行がゆるやかなため、ほとんど自覚症状がないまま歯茎や骨がジワジワと痩せていきます。そして自然に治ることはなく、最終的には歯が抜けてしまいます。

50代になって急に悪くなるのではなく、その前の30代からの20年間のメンテナンスが一番大切なのです。

磨ききれない歯垢や歯石をクリーニングで落とすと、お口の中がさっぱりしてとても気持ちが良いですよ(^O^)

 

 

あまりの大きさに思わず撮影しました。最初、マンションかと思いました。セレブリティ・ミレニアムという客船だそうです。

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