予防接種

院長です。

先日、診療後に近所の内科でインフルエンザの予防接種を受けてきました。

今までほとんど予防接種を受けたことが記憶がなく、それでも1度もインフルエンザにかかったことがありませんでした。

しかし、去年、家族がインフルエンザになった時、予防接種を受けていなかった私は大いに焦りました。

家の中では常にマスクをし、手洗いやうがいを徹底的におこなって凌ぎました(^_^;)

それを教訓に今年は早めに受けておこうと思ったのです。

仕事の性質上、お盆や年末年始でもないのに何日も続けて休むなんてできません。患者さんに大変なご迷惑をかけてしまいます。

今までは家族がインフルエンザになるなんて考えもしなかったので、甘かったです。反省しました。

 

余談ですが、その注射の時に先生から「先生の医院の注射針の太さは何G(ゲージ)ですか?」と聞かれました。

インフルエンザに使う注射針は29Gというサイズだそうです。(数字が大きい方が細くなります。)

当院では注射する部位によって30Gと33Gを使い分けています。

予防接種は皮膚に針を刺しますから、あまり細いと折れたり、曲がったりしてしまうので29Gなのだと思います。

歯科の麻酔注射は歯茎や頬の内側などの粘膜に刺しますから、細くても抵抗がなく入ります。

皆さんはもう予防接種を受けられましたか?

 

 

歯の型採り2

院長です。

秋らしくなり、朝は肌寒いこともありますね。この時期、外を歩いている人の服装は色々違って面白いです。

まだ半袖の人もチラホラ見かけます。暑がりの人なのか、肌寒いぐらいが好きな人なのか?

ブーツを履いたり、ストールを巻いたりして、すっかり秋冬ファッションになっている人もいますね。

もう1回くらい暑い日があるんじゃないかと診療室の扇風機はまだ片づけずに置いています。

 

さて、以前に歯の型採り(9月5日)について書きました。

色々と改善策を講じ、手間・工程がかなり増えましたが、その結果は今のところ非常に良いです。

調整時間は大幅に減っています。おかげでストレスも減っています(^O^)

色々と手法を変えたなかでも、やはり型採り材料の変更は効果が高かったです。

どの型採り材料が良いか、色々なメーカーを試していた時に、大阪のデンタルショー(歯科の展示会)で偶然再会した大学の同級生が薦めてくれた材料メーカーをふと思い出しました。

著名な先生方も使われている型採り材料で、使い勝手が良く、精度も高いとのことでした。

実際使ってみると、その通りで、扱いやすく、細かいところまでシャープに歯型が採れます。

Y君、教えてくれてありがとう!

正直、型採り材料でそこまで差が出るとは思っていませんでした。ポイントは親水性であり、水分との接触角のようです。

今回、型採りについて材料学から手技まで深く勉強しなおしたことで、良いきっかけが出来ました。

歯科医になったばかりの頃、歯科医である祖父に「歯科医は一生勉強!」「上手くなったと思って天狗なったらいかんぞ!」と言われたことを思い出します。

これからも、より精度の高い(適合の良い)被せ物や入れ歯を提供できるよう、日々”改善”していきます。

もちろん大前提として削って被せたり、抜いて入れ歯になったりしないように、虫歯・歯周病の予防に引き続き最大限努めていきます(^-^)ゝ

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指しゃぶり

むし歯ポーズってご存知ですか?頬に手を当てたポーズで顔写真を撮ることです。

今,女性誌の表紙は、むし歯ポーズが流行っているそうで、理由はこのポーズで撮った写真は可愛く見えるからとの事です。

私が歯科医師になった15年前は、本当に痛くて、このポーズで歯医者さんにくる人が時々いました。

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そこまで痛くなると治療の麻酔も効きづらく、患者さんもこちらも大変です(^_^;)

最近はそこまで放置している人は、ほとんどいませんが、定期健診で痛くなる前の小さな虫歯を見つけて治療しておきましょう!

 

さて、先日3歳児歯科検診に行ってまいりました。

何度もここに書いていますが、子供の虫歯が減っています。

お母さん方がちゃんと仕上げ磨きしていたり、甘いものをあげすぎないなど気を付けていらっしゃるからだと思います。

相談で多かったのはタイトルの指しゃぶりです。

3歳になっても、まだ指しゃぶりをしているのだけれどどうすれば良いか?ということです。

指しゃぶりを続けていると上下の前歯の間に隙間ができます。

将来の歯並びにも影響はするのですが、成長とともに自然にやめる子が多いです。幼稚園や保育園に通いだし、他の子と接するようになるとやめる事が多いようです。

永久歯に生え変わっても続けている場合は、指しゃぶり防止用の装置を付けたりすることもありますが、ごく稀だと思います。

では3歳の今の時点で指しゃぶりによってできた歯の隙間はどうなるのかというと、指しゃぶりをやめると

大体自然に閉鎖しはじめ、永久歯に生え変わるころには、隙間が閉じることもあります。

というわけで自然に治ることが多いのですが、放っておくのは良くないので、今の時点では、あまり神経質にならずに見つけたら指摘するを地道に繰り返す事が良いと思います。

皆様のお口の健康に参考になれば幸いです。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院

 

LED

院長です。

定期検診の患者さんがたくさんいらしています。皆さん、継続的に通院されていらっしゃるので、大きな問題もありません。

定期的にメンテナンスでの通院を継続されますと、少しずつですが、歯が長持ちしていることを実感できるようになります。

 

さて、青色LEDでノーベル賞受賞です。凄いですね。

青色のおかげで3原色が揃って色々な色のLED照明が出来たという事ですから、当然かもしれません。

歯科でもLEDは重宝しています。

これがないと診療できないくらい使用頻度の高いLEDヘッドライト。お口の中を明るく照らします。

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虫歯を削った後につめる樹脂を固めるためのペン型LEDライト。昔の物と比べて硬化が早く、お口を開けている時間も短くて済みます。

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歯を削る道具の先にもLEDライトがついています。

今はLEDがないと診療できないですね。

ありがたいです。

 

 

 

 

レントゲン写真

院長です。

先日、診療後に歯科の学術講演会に参加してきました。

内容は根管治療についてです。

根管治療とは、歯の根っこの治療です。神経を抜いたり、神経を抜いた後の歯が感染したりした場合に行う治療です。

地味な治療ですが、歯の根は家でいうと基礎ですから、この治療を丁寧に行わないと歯の寿命を短くします。

講師の先生の治療方法は書籍で読んでいたので概要は分かっていましたが、更に詳しく聞くことが出来たので良かったです。

ちょっと専門的になるのですが、講演のスライドに使われていた歯のレントゲン写真がとても印象に残りました。

規格性のある美しいレントゲン写真でした。

歯や骨の変化の経過を追うには、毎回同じ位置からレントゲン写真を撮影し、現像の条件も良くしなければ、過去と現在の状態を比較することは出来ません。

2,3枚なら意識すれば可能ですが、何十枚ものレントゲンを規格性をもって撮影するというのはなかなか出来ないことだと思います。

勤務医の頃、レントゲン写真について厳しく指導されました。歯科医院にはレントゲン技師さんはいませんから自分で撮影して、現像しなければなりません。レントゲンフィルムの扱い方や現像液の温度の管理など細かいところに気をつけないと診断に耐えうるレントゲン写真は出来ません。

毎朝、コントラストチェッカーという現像液の状態を調べる装置で記録を採りました。1年半ぐらい毎日続けたと思います。

最初はそこまでしなくても・・と思っていましたが、続けるうちにきちんと撮影し現像されたものではないと正確な診断が出来ないことがよく分かりました。講演を聞きながら、その頃の事を思い出しました。

何事も基本が大切ですね。改めて感じました。

明日からまた頑張ります。