歯科医院の滅菌 目に見えない部分こそ・・・

少し前の話です。

バーの滅菌方法を変えました。

今まではバー類をひとまとめにして、1枚の滅菌パックに入れていたのですが、他の滅菌物の量が多い時に乾きが悪いことが時々ありました。

以前はその都度、追加乾燥モードで乾燥させていたのですが、時間がかかるし、効率も悪い・・。

今までの滅菌方法↓

 

そこでこちらに変更してみました↓

ミニ滅菌カセッテです。スケーラーを入れるカセッテのミニバージョンのようなものです。このケースごと高圧蒸気滅菌にかけても大丈夫です。

試してみたところ、パリッと乾燥してました(^o^)

前の滅菌パックより、扱いやすくてナイスです。

この後、滅菌したピンセットで所定の位置に戻します。

滅菌は歯科医院の仕事の中でも、患者さんの目に入らない部分です。

ですので、ちゃんと滅菌してなくても、バレません(@_@;)

設備が最新でも、滅菌がいい加減だったら・・・

また最新の滅菌機器を使っていても、滅菌後の扱いがいい加減だったら・・・

歯科治療うんぬんの前に、院内感染予防は医療機関の基本です。

「歯医者さんに行ったら、病気をうつされた」なんて絶対あってはいけません!

滅菌はコストと時間のかかる作業ですが、見えないところこそ、手を抜かずにおこないたいものです。

以上、滅菌についてでした。