Br(ブリッジ)に問題が生じた患者さん。
長年Brを支えた歯が弱くなり、Brのやり直しをしてもあまり長くは持たない可能性が・・。
持たないという事は抜歯になる可能性があるということです。
今回は再度Brにするのをやめてインプラントにすることに。
インプラントはBrのように周りの歯とつながないので、周りの歯に負担を掛けません。
いわゆるスタンドアローンです。
インプラントの上に被せる被せ物は「スクリューリテイン」といわれる「ねじ止め式被せ物」です。被せ物に何か問題が生じてもリペアしやすいメリットがあります。
被せ物の素材はフルジルコニアです。
スクリューリテインにする場合は従来のセラミッククラウンでは欠けたりする可能性があります。
ストローマンインプラント×スクリューリテイン×フルジルコニアクラウン
噛む力が大きく加わる奥歯には、この組み合わせが良いと考えています。
この患者さんは下顎に骨隆起といわれる骨の出っ張りがあったり、下の前歯の歯並びがずれています。どちらも歯ぎしりや咬み合わせが強い方に起きる可能性がある現象です。(そうでない場合もあります)
ストローマンインプラントは世界シェア№1のインプラントメーカーです。他のメーカーのインプラントと比べて値段が高くなりますが、長期安定性は抜群で、もし自分自身がインプラント治療を受けるならこのメーカーのインプラントしか入れてほしくないので、このメーカーを使っています。
価格の妥協で長期的な安定を失う可能性があるのであれば、多少コストが高くても最善の選択肢を選ぶべきだと考えていますので、世界標準のインプラントを使い、かぶせ物の制作は日本でトップクラスの歯科技工所に依頼しています。
治療後は「何でも気にせずに良く噛めます」とおっしゃっていただき何よりです。お疲れ様です。
これからしっかりメンテナンスしますね!
before
after