毎年このシーズンは学校検診に出かけますが、気持ちのいいお天気の日が多くて嬉しいです。
先日も診療をお休みさせていただき、市内の幼稚園の歯科検診に行って来ました。
虫歯の子は少なかったのですが、ちょっと気になったのは噛み合わせや歯並びが心配な子が割といたことです。
特に気になったのは「受け口」です。
乳歯の時のごくごく軽い「受け口」は、永久歯に生え変わるときに自然に治ることもありますが
完全に反対になっている「受け口」の自然治癒はほとんど期待できません。
「受け口」のことを歯科では反対咬合というのですが
ある研究結果によると乳歯列期の反対咬合が自然に治る確率は6.4%しかないというデータもあります。
歯科検診結果にかみ合わせや歯並びをチェックする項目がありますので、そういうお子さん達は歯医者さんで診てもらえるように「要受診」とさせてもらいました。
小学校低学年ぐらいまでの反対咬合はマウスピースタイプの矯正装置で治します。
当院ではプレオルソというマウスピースタイプの矯正装置を用いています。
従来からあるマウスピースタイプの物より、より効果的に治せるということで導入した治療方法です。