宝塚市でお子様の虫歯予防や歯並び矯正をおこなっている小児歯科 笹山歯科医院の笹山です。
朝晩は寒いこともありますが、だんだん春らしい日が続くようになりましたね。
春は健康診断や検診が多いと思いますが、歯科でも学校検診などを行います。
私も小学校や高校の学校検診に年に数回行きます。
最近のお子様の歯科検診をして感じるのは、虫歯は減ったけれど歯肉炎が増えているという事です。
昔と比べてやわらかい食事が多くなったので、食べ物が歯に残りやすいのも一因といわれています。
歯肉炎を放置しておくと、大人になった時に歯周病に移行する可能性が高いです。
時々いらっしゃるのですが、何十年ぶりに歯医者さんに来院されて虫歯は1本も無いにもかかわらず、歯周病がかなり進行してしまっている患者様です。
虫歯が無いので歯医者に行く機会が無く、歯周病の発見が遅くなってしまったのです。*歯周病はほとんど自覚症状がないまま進行しますので気づきにくいのです。
虫歯菌と歯周病菌は違いますので、虫歯が無くても、歯周病になりにくいわけではないのです。
当院では歯肉炎を治すための歯磨き指導をし、歯石を取り、フッ素入りのペーストで歯のクリーニングをおこないます。(子供でも歯石はつくのです)
適切なブラッシング方法が身に付くと歯肉炎のほとんどは治ります。また治った後も再発しにくくなります。
歯石もつきにくくなり、将来の歯周病の予防に大きな効果があります。
学校検診などの結果に虫歯が無くても歯肉炎に要注意が出た場合は、歯周病に移行させない意味でも歯医者さんで見てもらった方が良いですね。