だんだん寒くなってきましたね。
最近、院長室の年代物のエアコンの異音がいよいよ大きくなってきました。何かが起きそうな音です。
冬本番で壊れても困るので、昨日の診療中に同じく年代物のスタッフルームのエアコンも一緒に新しく取り換えてもらいました。
新しいエアコンは真っ白で気持ちいいですね。
さて,歯の根の治療を根管治療(こんかんちりょう)といいます。
虫歯などで感染が神経(歯髄・しずい)にまで達した場合は、歯の神経を取る処置をします。
以上のような治療です。
前歯は歯の根が1本ですが、大きい奥歯は1本の歯に根が3~4本あります。根の本数と同じ数の神経の管があるので、奥歯の神経を抜く治療は大変労力のいる治療です。
また患者さんも奥歯を治療するには大きく口を開けていなければなりませんし、歯科医も奥歯は見えづらく、治療器具を入れるのも大変です。
それに加えて歯の根のカーブが強いと、これはもう大変です。
こちらは親知らずの前の歯が虫歯になり、神経を抜いたケースです。
一度歯の根の治療を終えましたが、曲がっている歯の根の先まで充填剤が入らなかったので、患者さんにお願いして、再度治療させていただきました。このレントゲン写真は上のイラストでいう4番目の状態です。
他に色々な要件が重なったこともありますが、今年1番の難しさでした。(まだ残り1か月ありますが、多分これ以上はないと思います・・あれば・・再び頑張ります(^_^;))
歯の根の治療はとても大切です。充填剤がきちんと入っていなくても治療を終えた段階では患者さんは痛くも何ともありません。しかし確実に治療しておかないと数か月後、数年後に痛みが出る場合が多いのです。
歯の根は家でいうと基礎部分のようなものです。どれだけ良い家を建てても、基礎部分がしっかりしていないといけません。
上に被せる歯の材料も大切ですが、まずは根の治療が大切です。
患者さん、お疲れ様でした!親知らずの前の歯は虫歯になりやすいので要注意です!