20年

今日は暑いぐらいの日でしたね。

暑いので夏物の制服ズボンを履いてみたら、お腹がきつくて焦りました(^_^;)

これから暑い日も時々あるでしょうから、GW前に診療室のヒーターや加湿器など一式を片づけて、扇風機やサーキュレーターを出す予定です。

 

先日古いカルテを整理していましたら、今通院されている患者さんの20年前の問診票が出てきました。

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こちらの患者さんは現在はメンテナンスで通われており、ここ10年ぐらいはほとんど削ったりした記録がありません。

20年前の初診時の治療録を見てみましたら、最初の数年はたくさん治療をしていたことが分かりました。削ったり、神経を抜いたり、歯を抜いたり・・。

今の患者さんの歯の状態の良さからは想像できないほど、多くの治療がおこなわれていました。

「こんなの出てきましたよ」と患者さんに問診票をお見せして

「20年前は結構治療してたんですね?」とお話ししたところ

「そうそう、最初は悪かったのよ~」と笑っていらっしゃいました。

初診時の年齢は50代、今は70代。

かかりつけ歯科医にとって患者さんの長年に渡る治療録は財産です。治療録から、歯や歯ぐきの強さ、習慣など多くの事が見えてきます。

当院では20年以上前の治療録もしっかり残っています。

4年前に父から医院を継いだ時、すでに長年通われている患者さんがほとんどでした。私にとっては初対面の患者さんばかりだったので、患者さんの治療録が残っているということはありがたかったです。そして今回のように最初はお口の状態が悪くても、今はほとんど問題がないという患者さんがたくさんいらっしゃいます。

「ちゃんと治して、検診とメンテナンスを欠かさなければ、歯は長持ちする」ということがよく分かります。

これから先も治療録をしっかり残して、かかりつけ歯科医としてお口の健康をサポートしていきたいと思った出来事でした。