歯と歯の間の虫歯 自覚症状が無いケース

院長の笹山です。

定期健診のレントゲン検査で発覚した奥歯の歯と歯の間の虫歯。

ご本人は全く自覚症状無しです。

下の画像でどこが虫歯か分かりますでしょうか?

 

向かって奥の歯がこんなに虫歯になっています。

 

虫歯を取り切りました。あと1mmで神経を抜かなければならない深さでした。

それでも患者さんに自覚症状はありませんでした。

銀歯は外さずにそのまま樹脂を詰めて1回終わる治療に移行します。

樹脂で詰め終わりました。この後に詰めた個所の咬み合わせを調整して、磨き上げていきます。

 

別のケース↓ 治療前。被せ銀歯とその前の歯の間が虫歯です。少し白く濁っているのが分かりますでしょうか?

 

治療中 歯と歯の間の虫歯が見えてきました。

 

治療中② 奥の方の濃い茶色の虫歯が見えています。

 

治療中③ 虫歯を取り切ったら、歯と同じ色の樹脂を詰めます。

 

詰めた直後。この後、咬み合わせ調整して磨き上げます。

 

歯と歯の間に出来た虫歯にご自身で気づくには、虫歯が進行して歯が欠けてか、冷たい物や熱いものが凍みるようになるまでかかります。

その時には既に歯の神経まで虫歯が交通している可能性もあり、麻酔して歯の神経を抜かなければならないこともあります。抜髄(ばつずい)という名称の処置です

歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけの手入れでは60%残るといわれています。

フロスか歯間ブラシの使用は必須です。

また、当院では3~4か月ごとの定期健診をお勧めしています。

この間隔で検診を受けていれば、もし虫歯が見つかったとしても、最悪の事態(抜髄や抜歯)は免れる可能性が高いです。

以上「歯と歯の間の虫歯 自覚症状が無いケース」でした。

宝塚市の歯医者 笹山歯科医院