むし歯ポーズってご存知ですか?頬に手を当てたポーズで顔写真を撮ることです。
今,女性誌の表紙は、むし歯ポーズが流行っているそうで、理由はこのポーズで撮った写真は可愛く見えるからとの事です。
私が歯科医師になった15年前は、本当に痛くて、このポーズで歯医者さんにくる人が時々いました。
そこまで痛くなると治療の麻酔も効きづらく、患者さんもこちらも大変です(^_^;)
最近はそこまで放置している人は、ほとんどいませんが、定期健診で痛くなる前の小さな虫歯を見つけて治療しておきましょう!
さて、先日3歳児歯科検診に行ってまいりました。
何度もここに書いていますが、子供の虫歯が減っています。
お母さん方がちゃんと仕上げ磨きしていたり、甘いものをあげすぎないなど気を付けていらっしゃるからだと思います。
相談で多かったのはタイトルの指しゃぶりです。
3歳になっても、まだ指しゃぶりをしているのだけれどどうすれば良いか?ということです。
指しゃぶりを続けていると上下の前歯の間に隙間ができます。
将来の歯並びにも影響はするのですが、成長とともに自然にやめる子が多いです。幼稚園や保育園に通いだし、他の子と接するようになるとやめる事が多いようです。
永久歯に生え変わっても続けている場合は、指しゃぶり防止用の装置を付けたりすることもありますが、ごく稀だと思います。
では3歳の今の時点で指しゃぶりによってできた歯の隙間はどうなるのかというと、指しゃぶりをやめると
大体自然に閉鎖しはじめ、永久歯に生え変わるころには、隙間が閉じることもあります。
というわけで自然に治ることが多いのですが、放っておくのは良くないので、今の時点では、あまり神経質にならずに見つけたら指摘するを地道に繰り返す事が良いと思います。
皆様のお口の健康に参考になれば幸いです。
宝塚市の歯医者 笹山歯科医院