院長の笹山です。
コロナ過でマスク着用が当たり前になりましたので、他人から口臭を感じる機会はあまりないと思います。
それでも大切な人と会う時に口臭がふと気になったけれど、もう外に出ていて、今更歯磨きも出来ないし、ガムを買う時間もない。
そんな時に即効性のある対策があります。
それは…
舌を上顎(うわあご)に押し付けて前後に擦りつけることです。
舌の位置としては、舌を上顎につけて「ポンっ」と鳴らす時(ポッピングといいます。)と同じ要領です。前後にスライドさせます。
緑矢印から黄色矢印の位置で上顎に舌の表面を擦り付けながら前後にスライドさせます。
特に緑矢印に付近は上顎の表面の歯茎が凸凹していますので、舌苔が剝がれ落ちやすくなります。
こうすると、口臭の原因といわれる舌の上に乗った汚れ(舌苔といいます。)が、剥がれ落ちます。
そして舌を動かすことで、唾液腺という唾液が出る出口が刺激され、唾液がたくさん出てきます。口臭の原因は口の中の乾燥でもありますので、口の中が潤うことで匂いが軽減されます。
上顎だけでなく、歯の表裏全体を舌で舐め回すように動かすのも効果ありです。この動きはマスクをしていない状態でやったら、変な人になってしまいますが、マスクをしていればコッソリ出来るので目立ちません。
簡単に出来て、即効性がありますので、是非お試しください。
皆様の歯の健康に少しでもお役に立てば幸いです。
宝塚市の歯医者 笹山歯科医院