院長の笹山です。
今回はマウスピースの重要性ついてのお話です。
マウスピースは色々なお口のトラブルを未然に防ぐことが出来ます。
私自身も歯ぎしりや噛み締めが酷いので、もう5年以上マウスピースを装着しています。
マウスピースには用途に応じて、ゴムタイプとプラスティックタイプがあります。
プラスティック製のマウスピース↓
ゴム製のマウスピース↓
歯ぎしりや噛み締める力は、100キロ近いといわれています。マウスピースがクッションになって、その巨大な力が歯や顎にかかることを軽減出来ます。
マウスピースをしていないと…
①歯がすり減ってしまったり
②歯が欠けたり、割れたり、
③知覚過敏になったり、
④顔の周りの筋肉が凝ったり、
⑤顎関節症になったり、
⑥偏頭痛が起こったり、
⑦詰め物や被せ物が外れたり、
⑧口が開きにくくなったり、
⑨歯にヒビ入って虫歯になったり、
⑩歯周病で弱った歯が抜けてしまったり、
もう本当に数え切れないほど、お口とその周りに悪影響を及ぼします。
実は、先ほどの2個のマウスピースには多少問題があります。
画像を見てお分かりでしょうか?
プラスティック製のマウスピースは、歯ぎしりによってプラスティックが削れています↓ ちょっと分かりにくいですが、白く濁っている部分です。
ゴム製のマウスピースは穴が空いてしまっています↓
いかがでしょうか?
マウスピースは寝る時だけ装着するのですが、すり減って傷がついたり、穴が空いてしまうこともあるのです。
もしマウスピースをしていなかったら…このダメージを歯や顎関節が直接受けてしまい、上記①~⑩のような問題が起こる可能性があるのです。
ちなみに上記の⑨の”歯にヒビが入って虫歯になる”メカニズムですが、歯ぎしりや噛み締めの負荷によって、歯に細かいヒビが入って、そこから虫歯菌が歯の内部に侵入することで発生します。
実際の様子は、こちらの記事でご覧いただけます↓
成人の9割以上は歯ぎしり・噛み締めをしています。
私は歯医者になって20年以上過ぎましたが、歯ぎしりや噛み締めが大きな問題を引き起こすケースをたくさん見てきました。
当院ではマウスピース治療に力を入れています。
・歯ぎしり、噛み締め用
・顎関節症用
・睡眠時無呼吸症候群用
など症状に合わせて、最適なマウスピースを提案しています。
以上「マウスピースの重要性」でした。
今回もご覧いただきありがとうございました。
宝塚市の歯医者 笹山歯科医院