ジルコニア内面の処理 サンドブラスター

もうすぐお盆休みですね。

一時の暑さが少し和らいで嬉しいです。

先日、新たな診療用装置を導入しました。

ミニブラスターという器具です↓

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金属やジルコニアセラミック、フルジルコニアなどの被せ物を歯に装着する際に用います。

被せ物の内面に、この装置でアルミナパウダーを吹き付けると被せ物が取れにくくなります。

現在の歯科用接着剤は品質が向上し、強力に接着するようになっていますが、更なる接着力を期待したい場合に有効な装置です。

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ここからは歯科医向けの話です。

仮着していたジルコニアの内面から仮着剤を除去する際に、黒い引っ掻き傷がついて困ったことはないですか?

この傷を残したままセットすると黒い傷が透過して補綴物が暗くなってしまう場合があります。特に最近の透過度の高いジルコニアで前歯の場合は要注意です。

ストレート用のホワイトポイントなどでもある程度取れますが、補綴物の内面の角の部分にはポイントの先端が届きません。

このミニブラスターは、チェアのエアーに接続できるのでコンパクトかつ省スペースで使いやすいです。

チェアサイド用ですがブラスト力は必要十分です^^

もちろん、接着力も向上しますのでオススメです。