当院で導入している”プレオルソいびき”という”いびき改善治療装置”
”プレオルソいびき”は睡眠時無呼吸症候群や、いびきの緩和を目的としたマウスピースです。
保険適応外であるこのマウスピースを導入したきっかけは・・
まずはこちらが保険適応の睡眠時無呼吸症候群用のマウスピース↓
保険適応のマウスピースはコンパクトではありますが、素材が硬いのと上下の歯が完全に固定されるので違和感を訴える方が多いです。
また保険適応するには、睡眠時無呼吸症候群の診断が必須であることもハードルの高さを感じていました。
診断書がなくても”いびき”が酷くてお困りの方(ご家族も含めて)は、結構いらっしゃるのです。
そこで今回保険適応外のいびき用マウスピース”プレオルソいびき”の導入に至りました
私は”いびき”をかかないのですが、まず自分からということで、スタッフに歯型を採ってもらい、技工所に”プレオルソいびき”を製作してもらいました。
私用の”プレオルソいびき”↓
装着してみた感想は・・・
まず無呼吸やいびきの原因となる舌根沈下を防ぐために設けられたタングアッププレートについて。
これはかなり舌を持ち上げてくれるので、舌根沈下を防ぐには効果的だと感じました。
また装置自体がソフトな樹脂で出来ていますので、大きな装置の割には違和感は少ないです。
そして上下の歯が完全に固定されないので、寝る前に装着して眠りに入るまでの拘束感が少ないです。
プレオルソいびきについての私の感想は、装着感についてだけです。
私自身は、ほとんどいびきをかかないようなので、いびき抑制の効果については、知人に軽度の無呼吸症候群の人がいましたのでモニターになってもらい、”プレオルソいびき”を装着してもらいました。
装着しての感想は・・
まず目覚めが良いとのことです。それもいつもの起床時間よりも数時間前に自然に目が覚めたそうです。
そして眠りが深かったということです。
1週間ほど使ってもらいましたが、効果は上々のようですので、引き続きモニターとして使用してもらい経過を追ってみます。
話は変わって”プレオルソいびき”の開発経緯です。
プレオルソいびきは、開発者のセミナーを受講しないと導入できませんので、開発者の先生に聞いた話です。
プレオルソは、元々子供の歯並びや咬みあわせを改善する装置でした。
歯並びや咬みあわせを改善するために、舌の位置はとても重要で、その位置を補正するためにタングアッププレートが付与されています。
プレオルソ開発者の先生の患者さんの保護者から、プレオルソを装着したお子さんの”いびき”が無くなった、減ったとの報告が結構あり、プレオルソの開発者がデータを取ったところ、6割にいびきの改善がみられたということです。
そこで、プレオルソにいびき改善に特化した形態を付与して新たに製作した物が”プレオルソいびき”となったのです。
まだ市場に出て間もないので、評価はまだ先ですが、いびき改善のためには理にかなった装置ですので、良い評価が出ると思います。