自分の体になじんだ入れ歯。
長く使いたいですよね。
でも壊れたり、周りの歯が抜けてしまったら・・・
使えなくなる?
答えはNOです。
ほとんどの入れ歯は修理して使えます。
特に床部分が金属で出来ている入れ歯は長く使えます。
5年お使いいただいた入れ歯です↓
咬み合わせの難しいケースです。歯科医の先生なら「すれ違い咬合」と聞けば難しさが分かると思います。
5年目に金属フレーム部分が割れてしまいました。
この場合はお預かりしての修理になります。
このぐらいの大きさの義歯になると、お預かりしている間に見た目や食事の面でご不自由をおかけしますので仮の入れ歯を作って、お預かり修理期間中に使っていただきます。
リフォーム後です↓
最初の写真と違う所はいくつもあります。間違い探しじゃないですが、違いを探してみてください。
修理前
リフォーム後
正解
①向かって右側のバネが1個増えています。
②割れた部分の幅が増えて強度が増しています。
③割れた部分近くの人工の歯が金属で補強がなされています。
④入れ歯のピンクの部分が新しくなっています。
修理ではなくリフォームといっているのは読んで字のごとく、ただ壊れたところを修理するのではなく、形や材質、咬み合わせなどを変えて壊れにくいようにしているからです。
壊れるのには原因がありますので、その部分だけ修理しても原因に対処をしないとまた同じことになってしまうからです。
咬みあわせの難しいケースですので、これで万全ではなく今後も経過観察が必要ですが、患者さんに大変喜んで頂けましたので良かったです。
義歯をお預かりしている間にお使いいただいた仮の入れ歯は馴染みが悪かったそうで、
「リフォームした義歯の方がしっくりくる」とおっしゃっていました。
義歯は飾りではなく噛んだり、発音に必要な機能を持っている装具です。
体に身に付けるものは長く使えた方がいいですね^^
以上リフォームでした。
当院の入れ歯作成についてはこちらからhttps://www.sasayama-dc.com/treatment/ireba.html