歯磨き粉の量ってどれくらいがいいのでしょう。
一昔前に言われていたのは、多く盛ってしまうと泡立ちが多くなり、磨けていないのに磨けたつもりになるので「少なめ」がいいといわれていました。
しかし今は違います。最近の歯磨き粉は低発砲の物が増え、フッ素も適正量入っている物が多いので
多少多めの方がフッ素がお口に残ってよいとされています。
下の図をご覧ください。
これが適正量です。
しかし歯磨きすると唾液などでフッ素は薄まりますから、この倍くらいでもいいと考えています。
そして磨いた後にあまりゆすがないようにすることもフッ素をお口の中に多く残すコツです。
なるべくゆすがないようにするのに有効な歯磨き粉は
①泡立ちが少ない → 泡立ちが少ないとすすぎが少なくて済みます。
②味が薄め → 味が濃い(ミント成分などが強い)としっかりゆすがないとピリピリします。
③研磨剤が少ない → 研磨剤の粒子が多いと口の中に残るのでゆすぐ回数が多くなります。
以上①~③を兼ね備えた歯磨き粉は歯科医院で扱っていることが多いです。
当院でも目的に合わせた予防グッズが各種取り揃えています。お試しも可能ですよ。