院長です。
朝晩が寒くなってきましたね。風邪に注意です。
先日、ふとしたことで患者さんが見せてくださったものです。笹山歯科医院の開院当初の診察券です。
きっかけは前回の治療時に「ブラッシングチェックのために普段使用している歯ブラシや歯間ブラシを持ってきてください」とお願いしたところ、「こんなものもあるよ」とこの診察券を持ってきてくださったのです。
初診昭和55年になっていますので35年前の診察券です。(笹山歯科医院は昭和47年に宝塚市山本で開院し、昭和53年に現在の宝塚南口に移転しました)
私も初めて見た診察券だったので、お願いして写真を撮らせていただきました。
大き目の紙袋に歯ブラシや歯間ブラシ、ウォーターピックまで当院で買われたものをお持ちいただきました。中には生産中止になっている歯ブラシがあり、それを患者さんにお伝えしたところ「これが使いやすいから大事に使っているだけど、あと1本しかないの」と言われました。
以前に倉庫で在庫を見た気がしたので、早速探した所、1ケース在庫を見つけたので、「一生分ありますよ!」とお伝えし確保して置きました。
更にもう1枚昭和55年に発行した自費の領収書も見せていただきました。前歯のセラミックの歯の領収書でした。
そのセラミックの歯は35年経った今でも健在です!
とても真面目な方で定期健診とメンテナンスを欠かしません。80歳を超えていらっしゃいますが、歯は1本失っているだけで、入れ歯でもなく、ご自身の歯で何でも噛めるそうです。
決して歯は強くない方なのですが、ご自身の努力の賜物ですね。
笹山歯科医院に長く通ってくださる患者さんがたくさんいらっしゃいます。
かかりつけ歯科医として長くお付き合いできる歯科医を目指して頑張ろうと改めて思わせていただいた出来事でした。
貴重なものを見せていただきありがとうございました!