顎が痛いと来院される方が、結構いらっしゃいます。
顎の痛みといっても、様々あり、
顎関節症かと思ったら、歯の痛みだったり、親知らずの痛みだったりすることもあります。
ですので、その辺りの診断を区別するためにも、顎が痛い時は、整形外科ではなく、まず歯医者さんに行きましょう。
そして、本当に顎そのものが痛い時でも、色々な痛みの出方があります。
①口を大きく開けると痛い。
②硬い物を噛むと痛い。
③口を開けると顎から音が聞こえる。(カクン、ゴリゴリ、ジョリジョリなど様々)
これらの多くは、
顎関節症の症状で
原因の多くは、
食いしばりや歯ぎしりと言われており、
その治療方法は、
①薬物療法
②自己暗示療法
③マウスピース療法
④外科療法
となります。
食いしばりや歯ぎしりは、歯だけでなく、口の周りの筋肉や、顎の関節に大きな負荷をかけます。
その負荷がかかり過ぎると、顎関節症を発症し、上記のような症状が出ます。
➁の自己暗示療法と、③のマウスピース療法については、以下を参考にどうぞ。
③の薬物療法については、
痛みや炎症を取るために、消炎鎮痛剤を服用したり、
筋肉の緊張を取るために筋弛緩薬を服用することもあります。
④の外科療法については、
20年以上前は、顎関節症を治すための外科手術が積極的に行われていましたが、外科をしても治りの悪い、治らない場合も多く、その治療効果が疑問視されるようになり、今は特別なケースを除いて、外科手術は積極的におこなわれていないようです。
顎の痛みは時間が経つと、自然に落ち着く場合もありますが、再発することが多く、何度も痛みを繰り返すことで、症状がより悪化し、治りづらくなることがあります。
当院では顎の痛みに対して、様々なアプローチをおこなっています。
顎の痛みが気になる方はご相談ください。
「顎(あご)の痛み 顎関節症? 症状・原因・治療・セルフケア」でした。
皆様のお口の健康に参考になれば幸いです。
宝塚市の歯医者 笹山歯科医院